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ジャンポケ、ブレないコント師の矜持 3人の個性を高めKOC優勝へ

 斉藤慎二(34)・太田博久(33)・おたけ(34)によるお笑いトリオ・ジャングルポケットが、今年6月から7都市を巡る全国ツアー『ブリンカー』を開催する。2013年からスタートし、このツアーで披露した新ネタでコント日本一を決定する『キングオブコント(KOC)』にも挑戦してきた3人に、今年のツアーへの意気込みを聞いてみた。それぞれが異なるジャンルで活躍しながら、3人がそろって生み出す強烈なパワーのコントは、新しい次元に進化を遂げている。

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■全国各地の反応を受け、KOC王座を狙えるネタに練り上げる

 ネタの台本作りを担当する太田は「そもそも全国ツアーは、KOCで優勝するために始めたと言っても過言ではない。地域によって反応が違ったりするので、どこでやってもウケがいいネタを絞って、それをブラッシュアップさせたことで2015年と16年でKOCの決勝に出られました」と、全国ツアーはコント王者へ向かう道として始めたと説明する。テレビでは5分程度のわかりやすいネタが求められるため、大きいボケを序盤に持ってくるなど“テレビ向け”のネタをツアーでもメインで披露している。

 斉藤も「“KOCで優勝するためのネタ”を作るのはこっちの都合だから、もっと長時間のネタとかでお客さんに楽しんでもらったほうがいいんじゃないか」と、かつて葛藤があったという。それでも「KOCで優勝するのがファンの方への一番の恩返しですから、ツアーでは新ネタがいち早く見られるお得感があるし、テレビで『あのネタがこう変わったんだ』という違いも楽しんでほしいですね」と思いを明かすと、おたけが「そうは言っても、実は俺らのネタのベスト尺が4分くらいじゃないかと思う(笑)。元々は10分くらいのネタも、4分にして成立しちゃうから、6分は必要なかったり」と笑いながらツッコミを入れる。

 全国ツアーを行い、各地で観客の反応に生で触れられたことは「とても貴重な経験となった」と3人は声をそろえる。それが実を結び、KOCでは優勝があと一歩のところまで進出した。ちなみにネタの作り方は、太田が多めに設定を考え、それを元に3人と構成作家による会議を行い、いいと思ったものネタの台本を太田が作り、稽古をしながら細部を詰めていく。以前は3人それぞれがネタを考えていた時期もあったが、「3人それぞれの意見を言ってぶつかったり、他の人が言ったボケが面白いと思ってもプライドが邪魔して『それは違うよ』って言ったり(笑)、ケンカになって時間がかかっちゃうので、やめました」(斉藤)。


■“斉藤とほか2人”から脱却し、それぞれの個性が見えるトリオへ飛躍

 ジャングルポケットといえば、強烈なキャラクターの斉藤の人気と知名度が突出し、しばらくは斉藤と“ほか2人”という状態の時期もあった。斉藤は当時「トリオよりも自分が目立ちたいという欲が出たこともあった」と明かすが、ネタをしっかりやりたいと考えた時、トリオとしてのありがたみも感じるようになったという。太田も、斉藤に注目が集まる時期に「焦りはあったけど、それだけじゃ仕事が来ないから、斉藤がジャンポケの看板を背負ってくれてる時に、自分は何ができるか考えた」結果、ネタ作りの力を鍛え、トリオとしてのジャンポケの土台を固め続けた。

 そして、最近はおたけがTBS系『モニタリング』などのドッキリ番組で、視聴者の想像の斜め上を行くリアクションを見せ、爆笑を呼ぶドッキリスターに急成長。太田も、人気モデル・近藤千尋との結婚や、わずか4ヶ月のトレーニングで今年1月に『全日本マスターズレスリング選手権大会』のフレッシュマンズの部で優勝するなど、“ほか2人”も認知度を上げてきた。それぞれのキャラが確立され、コント師としても認知された今、ジャンポケは新たなステップへ上がっている。

斉藤「ありがたいことに、おたけがドッキリにたくさんハマってくれまして(笑)。その動画を出会う女の子に見せたりして、それがさらに広がってくれて。ドッキリ芸人としての地位を確立したおたけさんに感謝ですね」
おたけ「それは言わなくていいよ!」
太田「おたけは爆発的なウケと同時に危険な毒も持つフグみたいな存在。笑いに鋭い先輩芸人さんは、こいつの旨味に気づいてめっちゃイジったりするんですけど、テレビのスタッフさんには、おたけの調理師免許を取ろうとする人がまだ少ないんですよね」
斉藤「今年の10月くらいに注目しててください。先輩方がおたけをいい状態にさばいて、いろんなスタッフさんに見せてくれているので、『アメトーーク』4時間SPとかで『本当にヤバい・おたけ』が放送されてるかもしれませんよ」
おたけ「どんなヤバさだよ(笑)。まぁ、ブレイクの仕方がこの業界に入る時のイメージとはぜんぜん違うけど、スタッフさんが企画会議で自分の名前を挙げてくれるのは、ありがたいことですよね」

 太田は、これまでの10年以上の活動を振り返りながら、今後を見据えた。「オリエンタルラジオ中田敦彦さんも言っていたのですが、コンビでもトリオでも誰かが最前線で走っていれば看板が沈むことはない、と。芸人って100メートル走じゃなくて長いマラソンみたいなもので、これまでは大部分を斉藤がリードしておたけが給水所で水を渡す的な役割だった。でもこれからは斉藤が休憩したとき、おたけが天然キャラでリードしたり、俺がレスリングの話題で盛り上げたらいいし。3人でジャンポケという看板を常に輝かせていきたいですね」。

 ジャングルポケットの単独ライブ全国ツアー『ブリンカー』のチケットは、きょう8日から一般発売開始。

◆ツアー日程
6月9日 東京・ルミネtheよしもと
6月18日 北海道・BLOCH
6月23日 大阪・大阪心斎橋大丸劇場
7月2日 岡山・西川アイプラザ(多目的ホール)
7月14日 宮城・仙台市福祉プラザふれあいホール
7月30日 福岡・福岡イムズホール
8月13日 愛知・今池ガスホール



関連写真

  • コント師として全国ツアーを開催するジャングルポケット (C)ORICON NewS inc.
  • コント師として全国ツアーを開催するジャングルポケット (C)ORICON NewS inc.
  • コント師として全国ツアーを開催するジャングルポケット (C)ORICON NewS inc.

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