俳優の綾野剛が主演する日本テレビ系連続ドラマ『フランケンシュタインの恋』（毎週日曜 後10：30※初回は10時から）では、綾野演じるある事件から誕生した“怪物”の物語の前章をアニメーションで表現する。これは同局初の試みとなり、本編では人間の女の子に恋する怪物が森の中で過ごした孤独な120年の日々が絵本のようなタッチのアニメで描かれる。

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　今回、制作を手掛けたのは2009年に『アニマルダンス』で文化庁メディア芸術祭奨励賞、『空の卵』(2012)では、シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にてロッテライニガープロモーションアワード、近年では斉藤和義のライブ映像演出、『マディウォーター』MVの監督を務めた、アニメーション監督・イラストレーターの大川原亮氏。どこか切ない雰囲気を感じさせるBGMはドラマ音楽をも手掛けるサキタハヂメ氏が務める。

　ドラマでは、津軽継実（二階堂ふみ）と出会うことで、森から町に下り、人間と触れ合い世界を知っていくことになる怪物だが、どのように永遠の命を手に入れ、120年前から現在まで過ごしてきたのか…。大川原氏はこのストーリーで怪物の感情表現を丁寧に表すため「例えば、怪物の憂いを秘めた表情、街並みを眺める時の寂しげな動作には特にこだわりました」と細部にまで注力。「100年という長い長い時の流れを、どの様に表現したか注目して観て頂けたらうれしいです」と呼びかけている。