歌手の大原櫻子が29日、ミュージカル『Little Voice（リトル・ヴォイス）』の製作発表会に出席。役衣装で登場した大原は、舞台初主演という大役について心境を問われると「お芝居や舞台の皆さんで一緒に作っていくという感じがすてき。主役というところにいる実感があまりないですね」と笑顔で話した。

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　会見では劇中でも披露するマリリン・モンローさんの「I Wanna be loved by you」、ジュディー・ガーランドさんの「Over the rainbow」を熱唱。大勢の観客、報道陣が見守るなか、名曲をカバーし「普段の歌と少し違う心境でしたが、楽しんでやろうと思って気持ちよく歌いました」と充実感たっぷり。

　親子役を務める女優・安蘭けいは役柄上、娘役の大原に強くあたることも多く「心を鬼にして頑張らなきゃ。いつもと違うスイッチを入れないと」と“鬼母宣言”が飛び出したが、大原の生歌声を初めて聴き「さすが私の娘！　すごい贅沢な時間で癒やされましたし、これからのけいこが楽しみです」と、そのパフォーマンスを絶賛した。

　同作は、天才的な歌声を持つ少女が母との愛や確執、それぞれの野望に翻弄されつつも歌の力で人生を切り開いていくストーリー。5月15日から28日まで天王洲 銀河劇場、6月3日・4日に富山県民会館 大ホール、24日に北九州ソレイユホールで上演される。

　そのほか、山本涼介、池谷のぶえ、鳥山昌克、高橋和也、演出を務める日澤雄介氏が出席。頼もしい共演者、スタッフ陣に囲まれ大原は「皆さんに頼りますという感じです。迷惑をかけないよう一生懸命、頑張ります」と謙そんしつつ、意気込みを語った。

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