お笑い芸人の鉄拳が29日、都内で新作パラパラ漫画「きらり輝く」の完成披露発表会を行なった。同作は鉄拳が観光大使を務める故郷・長野県大町市を舞台にしたもので、鉄拳は「今まで観光大使らしいことができていなかったので、今回パラパラ漫画の仕事の依頼を受けてやっとお役に立てると思い、バーンと3ヶ月スケジュールを空けて書きました」とあいさつ。

　完成した作品は自身最長の10分42秒、書いた原画は2000枚以上となる大作となった。元マネージャーが結婚した際の話を参考に、東京で挫折し、ふるさとに戻った主人公とその彼女をめぐるラブストーリーで、大町市の名所が随所に登場する。鉄拳は「大町市は山がすばらしいんですよ。日本一風景のいい場所」とアピール。

　パラパラ漫画でブレイクした鉄拳。現在は一日のほとんどを絵を描くことに費やしており、パラパラ漫画の仕事で秋までスケジュールが埋まっているという。記者から相当儲かっているのではと聞かれたが、「毎日の仕事量を考えたら、意外と皆さんが思うほど儲かっていない」と否定。「それは（事務所が）吉本だから？」とつっこまれると「そうかもしれないですね」と返答し、笑わせた。

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