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井伊直虎“爆誕”を後押しした「竜宮小僧」 柴咲コウが重ねる思い

 26日に放送されたNHKで放送中の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(毎週日曜 後8:00 総合)の第12回で、女優・柴咲コウ演じる主人公が「井伊直虎」の名乗りを上げ、“おんな城主”が誕生。直親(三浦春馬)の死の責任を重く感じ、自分の無力さに絶望していた主人公が、井伊家の家督を継いだ虎松の後見、すなわち井伊谷城の城主となるまでの葛藤が描かれた。決心を促したのは、小坊主のひと言「井伊の竜宮小僧ではありませんでしたか」だった。

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 ドラマの中で、たびたびせりふで語られる「竜宮小僧」。南渓和尚(小林薫)の説明によると、「知らぬ間に田に苗を植えてくれたり、洗濯物を取り込んでおいてくれたりする、伝説の小僧」(第1回)だ。

 主人公の直虎は、幼い頃に夫婦約束を交わした直親の「竜宮小僧になる」と誓い、出家してからも困っている者がいれば、密かに助ける「竜宮小僧」活動に勤しんだ。中村梅雀が担当している語りは、「竜宮小僧」の視点から、直虎をはじめ井伊谷で懸命に生きる人々を優しく見つめ励ましている。

 竜宮小僧のネタ元は、井伊谷(いいのや)、現在の静岡県浜松市北区引佐町の北東部にある久留女木に伝わる民話。昔ながらののどかな棚田が残るこの地で、昨年10月にロケも行われた。この棚田は、浜名湖の北にある観音山から湧き出る水を利用して耕作が行われており、まさに、水が湧き出ているところに「龍宮小僧の墓」が置かれている。

 現地では、「竜宮小僧伝説」を次のように伝えている。

 「昔、久留女木の川に竜宮に通じていると言われた渕がありました。そこから小僧が出てきて村人と仲が良くなり、いろいろな仕事を手伝ってくれるようになったそうです。ある日、村人が感謝をこめて、食事に招きました。ところが、うっかりして小僧には毒となる『たで汁』を出して死なせてしまいました。悲しんだ村人が、ていねいに小僧をここに葬ったところ、こんこんと湧き水が出てきました。以来『竜宮小僧がこの水を竜宮から送ってくれている』と言われています」。

 直虎を演じる柴咲は「目に見える世界は実は非常に狭い世界だと思う。音は目に見えないけれどちゃんと届くし、感覚から受ける実感もある。目に見えない世界を信じているからこそ、直接会う機会がなくても間接的にメッセージを届けられるという希望を持って仕事をしています。竜宮小僧にそういう思いを重ねて演じています」と話していた。



関連写真

  • 大河ドラマ『おんな城主 直虎』第12回より。井伊直虎、ついに登場(C)NHK
  • 静岡県浜松・浜名湖の北にある観音山にある竜宮小僧の墓とされる祠(写真提供:浜松市観光・シティプロモーション課)
  • 『おんな城主 直虎』のロケが行われた久留米木の棚田(写真提供:浜松市観光・シティプロモーション課)
  • 静岡県浜松・浜名湖の北にある観音山にある竜宮小僧の墓とされる祠(写真提供:浜松市観光・シティプロモーション課)
  • 『おんな城主 直虎』のロケ地、静岡県浜松市久留米木の棚田(写真提供:浜松市観光・シティプロモーション課)
  • 昨年10月にロケを行った頃の久留米木の棚田 (C)ORICON NewS inc.
  • 昨年10月にロケを行った頃の久留米木の棚田 (C)ORICON NewS inc.

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