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久住昌之原作『野武士のグルメ』竹中直人×玉山鉄二インタビュー

 『孤独のグルメ』など数々のグルメ漫画を手がける久住昌之氏原作『漫画版 野武士のグルメ』(作画:土山しげる)を俳優・竹中直人玉山鉄二らの出演で実写ドラマ化。映像配信サービス「Netflix」で17日より独占配信が始まった。定年を迎えたサラリーマンが虚飾を排した素朴で粗野な“野武士”のように、自分が好きなものを、好きな時に、好きなように食することを決意して、さまざまな店で“食”を楽しむ姿を描く。

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 「ただ食べるだけのおじさんの役って、初めてじゃないかな」という竹中。「現代にいきなり野武士が現れるなんて、笑っちゃいますよね。突然あの姿で現れるのが毎回楽しみだった」と思い出し笑い。

 その野武士に扮したのが玉山。実在の飲食店や各所でロケ撮影を行う中、玉山だけが野武士姿という異様な状況にも「竹中さんや監督をはじめ、現場の皆さんが、異様さを面白がってくれたのが、救いでした(笑)。野武士の扮装でいる時はタガを外して、何やってもいいんだ、という心構えで演じました」。

 仕事一筋で生きてきた香住武(竹中)は定年を迎え、時間を持て余していた。ある昼下がりの散歩中、香住は、平日の日中に飲むキンキンに冷えたビールのうまさを知ってしまう。何事にもとらわれず、気が向いた時に好きなものを自由に飲み食いすることの楽しさに気づいた彼は、戦国の世を自由に生きる野武士(玉山)に自分を置き換え、心に潜む野武士と共に、お腹と心を満たしてくれる至福のおいしさを探し始める。「定食屋の昼ビール」「悪魔のマダム」「ココロのコロッケ」「さすらいのイタリアンランチ」など全12話。

――見る者の食欲を刺激する「飯テロ」ドラマ、いま人気ですよね。『野武士のグルメ』の魅力は?

【竹中】『野武士のグルメ』は定食屋さんやもつ煮込み屋さん、焼き鳥屋さんなどおいしくて素朴な店が多かった。洒落たところは東京・吉祥寺のイタリアンかな。香住の日常を切り取るように撮影していました。4ヶ月間、よく食べましたね。一時期、ちょっと太ってしまいました。

【玉山】取り立ててドラマチックというわけでもない、日常的なストーリーなのに、視聴者の皆さんがどこか“あるある”と思えることがちりばめられているんですよね。飲食店で食事している時や電車に乗っている時など、見ず知らずの人たちの会話がたまたま聞こえて、大笑いするほどではないけれど、くすっと笑えることってあると思うんですよ。それをエンターテインメントにすると『野武士のグルメ』のようなドラマになるのかな、と思っていました。

――この作品に参加して個人的によかったと思えることは?

【竹中】食べるってことは人間にとって大切なことですよね。食べないと生きていけない。まずいものを食べてしまったら本当に落ち込みますしね。残りの人生、何があるかわからないし、日々、おしいものを食べていきたい、と思いました。僕も仕事で地方に行った時に、ふらっと散歩に出かけて、繁華街は苦手なので自分の勘だけで見つけた路地裏にポツンとあるような店に入ったりします。久住さんと通じるものがある。世代的にも一緒ですしね。

【玉山】僕は、ラーメンがすごく好きなんですが、ネットでいろいろ調べてから食べに行ったりします(笑)。つまり、食の趣味も、一人ひとりの価値観も違う。だから、自分の食べたいように食べればいい、自由に食べられるすばらしさが、この作品で描かれていると思いました。野武士でいられた時間がすごく居心地よくて。もうちょっとやっていたいなと思ったくらい。玉山鉄二として周りを気にすることなく、自由にいられたらいいな、なんてことを思ったりもしていました。

【竹中】僕にとって大事なのは、やはり現場の雰囲気です。今回の現場は本当に明るく元気なスタッフで本当に楽しかった。またこのチームで、シーズン2ができたらいいな。

――「Netflix」で世界中に配信されることはどう思いますか?

【竹中】日本の定食屋が海外の人にどんなふうに映るんでしょうね。テーブルから見えるさまざまな人間模様も、文化や習慣の違う人たちが見たら不思議な世界に映るのかな? 香住のひとりごともどう訳されているのかな? わからないですね(笑)。

【玉山】また、ラーメンの話で恐縮ですが、ここ数年の間に以前では考えられないくらい外国人の方をラーメン店で見かけます。どうやって調べてきたんだろう?と聞きたくなるくらい。SNSが普及して、わりと生活に密着した情報交換が行われるようになって、日本人が知らないだけで、意外と情報は世界中に広まっているのかもしれないですね。このドラマを観て興味を持つ人も現れるかも。

――エンディングテーマ「白い砂のサボテン」を竹中さんが歌ってらっしゃいますが…

【竹中】玉置浩二くんとアルバムを作ったんです。玉置くんが8曲も書いてくれて、全部に僕が歌詞を書きました。全曲、その場のノリの一発本番。レコーディングはあっという間に終わっちゃいました。その中の1曲がエンディングテーマになりました。

 哀愁漂う竹中の歌唱とメロディーが作品の魅力を引き立てるエンディング曲「白い砂のサボテン」は、竹中が6年ぶりにリリースするアルバム『ママとカントリービール』に収録される。

 『野武士のグルメ』はNetflixにて独占配信中。



関連写真

  • Netflixオリジナルドラマ『野武士のグルメ』で共演した竹中直人(右)と玉山鉄二(左) (C)ORICON NewS inc.
  • 』主演の竹中直人(C)ORICON NewS inc.
  • 野武士に扮した玉山鉄二(C)ORICON NewS inc.
  • Netflixオリジナルドラマ『野武士のグルメ』で共演した竹中直人(右)と玉山鉄二(左) (C)ORICON NewS inc.
  • Netflixオリジナルドラマ『野武士のグルメ』独占配信中

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