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三池崇史監督、『ジョジョ』を味方に挑む映画作り「自由を与えてくれる原作」

 荒木飛呂彦氏の漫画を実写化する映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)。人気漫画の実写化にはさまざまな意見がつきものとなるが、これまでも漫画原作に挑んできた三池崇史監督は「敵に回すと大変な原作ですが、僕らはリスペクトして、ジョジョを味方に映画を作っている」と力を込める。

 昨年、都内で行われた撮影の様子が公開された。リーゼントがよく似合う東方仗助役の山崎賢人(※崎は立つ崎が正式表記)、白の上下衣装を違和感なく着こなす空条承太郎役の伊勢谷友介が共演するシーンの撮影中で、原作の世界観が表現されたセット、衣装に驚いた。プロデューサーの平野隆氏によると、映画の衣装合わせは通常1、2回のところ、同作では何度も繰り返し、いろんなアイデアを重ねていったそう。

 主演の山崎は「頭をセットすると仗助として気合が入る」といい、改めて「最初はプレッシャーを感じていましたが、三池さん演出のもと自由にやらせていただいている。出せるだけの力を振り絞っています」と前を向く。

 原作ファンだった伊勢谷は「僕は承太郎を意識しすぎることがあるけれど、山崎くんは自由に仗助を演じている気がして、うらやましいんですよね」とポツリ。思い入れが強いだけに、「最初は原作の世界観を飛び越えていくのは難しいという恐怖感が横切ったけれど、三池さんが不可能をいつも現実にしてきたのを目の当たりにしてきたので、楽しめそうと思いました」と話す。

 2人から絶大な信頼を寄せられた三池監督は、これまでも『クローズZERO』シリーズ、『神さまの言うとおり』、『無限の住人』(4月29日公開)など、漫画の実写化を経験し、手腕を発揮してきた。

 同作では漫画的な演出方法にも挑戦できていると明かし、「普通だったら『今のシーンはつながっていない』って考えるような僕らの常識を、ジョジョが取っ払ってくれる。敵に回すと大変な原作ですが、僕らはリスペクトして、ジョジョを味方に映画を作っている。究極のメジャー大作を預かっていると同時に、自主制作に戻れるような両面があって、自由を与えてくれる原作」と、同作を監督できる喜びが伝わってきた。

 ちなみに、三池監督と原作者の荒木氏は同い年の56歳。興味津々な様子の伊勢谷から「荒木先生とシンパシーを感じるところは?」と聞かれると、「作品のせりふ回しとか、お互い梶原一騎の匂いがする。知らないうちに刷り込まれていると思う」と話していた。



関連写真

  • (左から)東方仗助役の山崎賢人、空条承太郎役の伊勢谷友介 (C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会
  • 公開された撮影の模様 (C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会

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