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『クジラの子らは砂上に歌う』TVアニメ化 10月放送

 先にアニメ化が発表されていた「ミステリーボニータ」(秋田書店)で連載中の梅田阿比(うめだ・あび)氏の漫画『クジラの子らは砂上に歌う』が、テレビアニメとして10月より放送される。砂に包まれた世界を舞台に、少年少女たちの“感情”と“命”の記録をひも解くファンタジー。

テレビアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』10月放送(C)梅田阿比(月刊ミステリーボニータ)/「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会

テレビアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』10月放送(C)梅田阿比(月刊ミステリーボニータ)/「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会

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 スタッフは、監督に『四月は君の嘘』などのイシグロキョウヘイ氏、シリーズ構成は『境界のRINNE』などの横手美智子氏、キャラクターデザインは飯塚晴子氏、アニメーション制作はJ.C.STAFFが担当する。

 原作者の梅田氏は「大人の方も若い方も、男性も女性も、原作の読者さんも知らない方も、楽しめるお話だと思います。もしかしたら少しだけショッキングな内容もあるかもしれませんが、それでもテレビの前でチャクロやリコスたちに寄り添って、一緒に砂の海で暮らしているような気持ちになってもらえたなら、原作者としてとても幸せです」とコメントを寄せている。

■ストーリー
 砂の海に覆われた世界の中、小島のような漂泊船「泥クジラ」の上で暮らす人々がいた。外界との接触がまったく無いこの島の人口は、513人。感情を源とする超能力“情念動(サイミア)”を有する代わりに短命な「印(シルシ)」と、能力を持たないが長命の「無印(むいん)」という種族からなる彼らは、小さな共同体を形成し穏やかに過ごしていた。

 日々の出来事を執拗なまでに書き留めるハイパーグラフィア(過書の病)であり、その特性を活かして島の記録係を務める「印」のチャクロは、ある日「泥クジラ」に漂着した廃墟船を調査する中で、謎の少女“リコス”と出会う。彼女は何らかの理由から感情が失われた兵士、通称“アパトイア”であった。島の人間にとって、初めてとなる外界の人間との接触。それは、新世界を開く福音なのか――。

■公式サイト
http://www.kujisuna-anime.com

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