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コブクロ、福士蒼汰主演映画の主題歌 “元サラリーマン”小渕が実体験込める

人気デュオ・コブクロの約1年半ぶりの新曲「心」(5月24日発売)が、福士蒼汰主演の映画『ちょっと今から仕事やめてくる』(5月27日公開)の主題歌に決定したことが明らかになった。元サラリーマン経験のある小渕健太郎が、実際に映画を観て共鳴し、書き下ろした。

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の主題歌「心」を歌うコブクロ

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の主題歌「心」を歌うコブクロ

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 『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』成島出監督がメガホンをとる同映画は、北川恵海氏の小説を実写化。ノルマが厳しい企業に勤め心身共に疲弊した青山隆(工藤阿須加)が、幼なじみを名乗るヤマモト(福士)との交流を通じ、生き方を模索するさまを描く。

 18歳から4年間サラリーマンとして働いた小渕は、21歳にして主任となり、40歳の部下を持つ程の優秀な営業マンだった過去があり、当時を「働くことで自分を知り、楽しい経験も多くあったが、心はボロボロなのに、身体だけで出社している様な日もあった」と振り返る。働く傍ら、息抜きとして大阪堺の商店街で路上ライブを始め、同じ商店街で歌っていた黒田俊介と出会いコブクロを結成。その後会社を退社し、現在に至る。

 タイトルの通り“心”がテーマとなった同曲は、心を一人称としてとらえ、「心と生きること」という答えに辿り着いた。コブクロの楽曲でバンドが入らずオーケストラだけで歌うのは、今回が初の試みとなる。

 主演の福士は「映画を包み込んでくれるような優しい歌で、感動しました。登場人物の心にそっと寄り添うように書かれた詩が演じ手の僕の心にも届き、聴いていて心地よかったです」とコメント。共演の工藤は、初めて同曲を聴いて「感動して涙が出ました」と明かし、「暗闇の中から抜け出せずに、小さな光を探しもがき苦しむ人々、誰しもが心に持っていて、表には出せない感情が詰まっているメロディー。映画を観てくれた人に、一歩を踏み出す勇気をくれる優しく強い楽曲だと思いました」と話している。

■コブクロのコメント
 この「心」という楽曲は、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の書き下ろしとして作りました。僕自身、営業職として、外回りをしていた経験があります。高卒で新卒入社の僕は、その環境しか知らず、「社会とはこういうものだ」「働くとはこういうことだ」と思い込みただ無我夢中で働いていました。
 働くことで、自分を知り、楽しい経験も数多く出来ました。しかし、心はボロボロなのに、身体だけで出社している様な日もありました。
 この映画を見て、リアルに思い出した事が沢山ありました。その記憶が突き刺さった場所には、あの頃、うまくコントロール出来なくなっていた「心」がありました。
 自分の中には、「心」というもう一人の存在があり、一心同体で、一人の人間として生きていると感じます。体が心を無視すると、何も感じなくなり、どこかで歯車が狂い始めます。心が体を無視しても、同じです。「心」は、他人には見えないので、顔は元気そうにしても実は、心は萎れ、今にも腐ってしまいそうな人だっています。
 しかし、風も光も入らない場所に心を閉じ込めておけば、腐るのは自然の摂理で誰かが気付いてあげなければ、心はそのまま朽ちてしまいます。そんな心に、光や風を送るのも、守るのも、自分しかいないと思うのです。心が生き生きし始めると、様々なイメージが沸き、閉じこもっていた時とは全然違う自分になれます。
 「心と生きること」それが、自分の人生を変えるということをこの曲を通して、感じてもらえたらうれしいです。

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  • 映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の主題歌「心」を歌うコブクロ
  • 映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は5月27日公開 (C)2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会

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