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松岡茉優、恋愛ド素人役で映画初主演 綿矢りさ原作『勝手にふるえてろ』

 女優の松岡茉優(22)が、『蹴りたい背中』などで知られる綿矢りさ氏の小説を実写化した『勝手にふるえてろ』(2017年公開)で映画初主演を務めることが13日、わかった。24歳まで恋愛経験ゼロの主人公が繰り広げるコメディー。松岡は「大胆でファニーなアレンジにわくわくしました」と映画化ならではの魅力を伝え、「たくさんの人の肩を叩けますように。たくさんの人が人を愛おしく見つめてくれますように」と願いを込めた。

映画『勝手にふるえてろ』に主演する松岡茉優

映画『勝手にふるえてろ』に主演する松岡茉優

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 私には彼氏が2人いる──突然告白してきた暑苦しい同期の「ニ」と中学時代からの片思いの相手「イチ」。人生初の告白にテンションがあがるも、いまいちニとの関係に乗り切れないヨシカ(松岡)。「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが…。“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”、同時進行で進む2つの恋の行方は?

 原作者の綿矢氏は「気取った恋愛は書かないぞと決めて書き出した本作。情けなくも自分の信じるロマンに身も心も没頭する主人公が脚本にも受け継がれていてうれしかった。映画撮影にもお邪魔したが、リアリティーと遊び心が絶妙に混ざりあった作品作りの雰囲気が伝わってきた」とコメントを寄せた。

 メガホンをとるのは、『恋するマドリ』(07年)、『でーれーガールズ』(15年)などの大九明子監督。コメディエンヌとしての新たな才能を開花させた松岡を「彼女が18歳で出会った時から完璧に、『松岡茉優』でした。わたくしすっかり甘えております。松岡さんとは3本目。無茶な脚本を渡しても一緒に闘ってくれるという安心感もありました」と信頼。「ヨシカは自分だ、と、ある特定数の女たちは思ってくれると信じています。40代の私の中にもいつも、遠慮がちにヨシカがいます。ヨシカ的な人たちにとって、大事な映画になってくれたらうれしいです」と話している。

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