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福山雅治主演映画音楽をイタリア巨匠が担当 是枝裕和監督がラブコール

 俳優で歌手の福山雅治(48)が主演を務める是枝裕和監督(54)の最新映画『三度目の殺人』(9月公開予定)の音楽を、イタリアのクラシック作曲家・ルドヴィコ・エイナウディ(61)が担当することが明らかになった。ヨーロッパでカリスマ的人気を誇る巨匠、エイナウディが日本の映画音楽を担当するのは今回が初となる。

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 エイナウディは、クラシックをベースにあらゆるジャンルを取り入れたインストゥルメンタル作品がヨーロッパで反響を呼び、CDセールスは150万枚を突破。楽曲のストリーミング再生回数は5億4000万回以上を記録する人気ぶり。是枝監督はアルバムを全て聴き込み、「この半年、脚本を書きながら、毎日エイナウディさんの音楽を聴いていました」というほどのファンだったことから、今作の音楽制作をオファーした。

 快諾したエイナウディは2月下旬に来日。都内の撮影スタジオを訪れ、初対面した是枝監督からシーンの意味やそこに求める音楽の意図のレクチャーを受けた。主要キャストともあいさつを交わし、満島真之介から「日本の映画に音楽を付けるのは初めてなんですか?」と聞かれると「そうです。すごく楽しみにしています」とニッコリ。キャスト一同から大きな拍手が起こり、主演の福山は「大変光栄です」と語った。

 1時間ほどのスタジオ滞在だったが、エイナウディは多くのイメージをかき立てられた様子。「撮影スタジオに伺って、実際に映画の映像を見ることができて、是枝監督の求めている音楽のバランスや求められている部分がわかったのでよかったです。映画の中には雪のシーンがありましたが、雪の中では周りの音があまり聞こえなくなって、自分の中にある気持ちや感情を感じさせてくれると思います。そのような部分を音楽で表現できたらと思っています」と構想を明かした。

 エイナウディは、4月16日に東京・すみだトリフォニーホールでコンサートを行うために再来日。その後、撮影完了した映像を確認しながら、音楽制作に入る予定。映画にはほかに、役所浩二、広瀬すず斉藤由貴吉田鋼太郎、松岡依都美、市川実日子橋爪功ら豪華キャストが出演する。

■是枝裕和監督のコメント
この半年、脚本を書きながら、毎日エイナウディさんの音楽を聴いていました。自分が書いたストーリー、撮っている映画と、彼の音楽が自分の中では完全に一体化しています。エイナウディさんの音楽はすごく「映像の浮かぶ音楽」なんですよね。そこが今回選ばせていただいた一番の理由です。

勝手な僕のイマジネーションなんですけど、彼の音楽「四次元(four dimensions)」を聴いていたら「雪景色」がまず浮かんで。雪の風景がすごく最初に出てきて、主人公2人の故郷を北海道という雪の街に設定したんです。なにか「火」とか「水」とか、そういう非常にシンプルなんだけどイメージの強いものを喚起させられる音だったんです。

今回の映画では「人間が人間を裁けるのか」とか、けっこう難しいテーマに取り組んでいるのですが、ヴィジュアルのイメージとしては「火」だったり、雪の「白」だったり、血の「赤」だったりと、すごく明快に、と思っています。そこにエイナウディさんの音楽がすごくフィットするのではないかな、と思っています。



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