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“狂犬”加藤浩次はなぜ泣いた? 極楽とんぼが24時間生放送で賭けたもの

 「これでうまくいかなかったら、終わりだっていう気持ちでいきます」。番組冒頭こう宣言した加藤浩次(47)は、24時間後に「もう歳ですね、恥ずかしいですわ」と“男泣き”していた。10年ぶりに活動を再開したお笑いコンビ・極楽とんぼが、3月4日から5日の夜にかけて出演したAbema TV『極楽とんぼ「KAKERU TV」〜24時間AbemaTV生JACK』フィナーレの出来事だ。放送1週間前のインタビューで口にしていたように、この番組にはまさに「極楽とんぼの今」が凝縮されていた。

■本番前の緊張解いた加藤の一言 盟友たちとかつての空気を取り戻していく

 本番開始直前、生放送ならではのピリッとした空気が漂う中、加藤がその場を和らげる。「オレさぁー最近、ピンでやるよりも、山本さんとやる方が緊張するんだよ」。胸元に「Nothing to lose(失うものは何もない)」と刻まれたTシャツを着た加藤と山本圭壱が並んで立ち、4日の午後9時から番組がスタートした。冒頭のあいさつを終えると、長い付き合いのココリコロンドンブーツ1号2号が登場し、若手時代に「銀座7丁目劇場」で一緒にやってきたメンバーならではの軽妙なトークを繰り広げた。

 その後はスタジオからプールに移動し、盟友のテレビディレクター・マッコイ斉藤氏が手塩にかけて育ててきたセクシーアイドルグループ「恵比寿マスカッツ」と、山本のほか井手らっきょ、イジリー岡田ら「おじさんレジェンド軍団」によるガチンコ対決がスタート。

 審査員のココリコ・田中直樹による名ジャッジ(?)や女性審査員のまさかのポロリ、そして、なぜかおじさん軍団に入った矢口真里の体当たり芸で、勝負は大盛り上がり。プールにぎゅうぎゅうに詰め込まれた出演者とスタッフの熱気で、会場内は猛暑さながらの気温となり、加藤の額からは大粒の汗が流れていたが、はしゃぐ山本に対してキツい“ツッコミ”を入れることは忘れていない。深夜番組ならではのワクワク感を味わえた後は、スタジオには極楽とも関係の深いおぎやはぎの討論コーナーへとなだれ込んだ。

■極楽とんぼが戻った瞬間 “狂犬”加藤はなぜ泣いたのか?

 お笑い芸人の「不倫」や「SNS」などをテーマに白熱した議論を展開したが、特に胸が熱くなったシーンが、ラジオ番組『極楽とんぼの吠え魂』で“姉さん”の愛称で親しまれていた大原かおりの登場だ。番組中盤で持ち金をかけて、ギャンブルに挑戦する山本にカンパするために来たはずが「山本さんに3回告白されたことがあります」とまさかのカミングアウト。ここで加藤のスイッチが入り、山本に4回目の告白をするように仕向けると、その様子をモニターで眺めていた関係者たちも、前のめりになって見守った。「加藤さんの目が違う。悪い加藤さんが出ているな(笑)」。

 見事に撃沈して、相方にキレる山本に対して、悪びれる様子もなく「今度は…」とスタジオに来ていた蒼井そらに告白するようにけしかける加藤。実に、極楽とんぼらしいやり取りを堪能できた瞬間だった。加藤自身も、番組エンディングで次のように振り返る。「一番心に残っているのは、大原さんに山本さんが告白するくだりで、立っている山本を座らせようとすると『何で、座らせるんだ』ってキレる。オレ、あの山本が好きなんだよね。これが極楽とんぼだろっていうね、あれはもうちょっとやっていきたいなって思ったね」。時刻は、5日の朝5時を回っていた。

 その後は、またもスタジオを飛び出し、今度は加藤の豪邸を出演者一同で訪問。加藤の妻・香織さん手作りの朝食を楽しむコーナーだったが、ココリコ・遠藤の妻、マッコイ氏の妻、矢作兼の妻、そして品川庄司・庄司智春の妻でタレントの藤本美貴が集結するという豪華な食卓に。加藤が同時間帯にレギュラー出演しているTBS系『がっちりマンデー!!』(毎週日曜 前7:30)が放送される関係で、裏かぶり対策として代打で登場したタレントの原口あきまさが、視聴者の思いを“ものまね”で代弁していた。「この状況、当たり前じゃねーからな!」。

 椿鬼奴によるSOUL'd OUTの「To All Tha Dreamers」の完コピが光った歌合戦や、山本がR-1王者のアキラ100%らに混じってピンネタで対決するコーナーなど、その後も見どころ満載。全力で24時間を走り抜けた2人に、番組のフィナーレで同局を運営するサイバーエージェントの藤田晋社長が、レギュラー番組をラブコール。この瞬間、これまでの出来事が加藤の脳裏によぎり、たまらず涙を流した。「この10年間(コンビでの)レギュラー番組が全部なくなっていて、久しぶり聞いた響きにグッときちゃった。歳を取るとダメだね、色々…」。

 今回の24時間放送で10年間のブランクから、新たに一歩を踏み出した2人はカメラの前に立ち、7丁目劇場時代に使っていたセリフで番組を締めくくった。「この世は極楽、空にはとんぼ、極楽とんぼでした!」。この番組に賭け、懸命に駆けた2人の思いが掛け合わさって大きなものとなり、同局史上最高となる350万視聴を記録。多くの視聴者が、極楽とんぼの今とこれからの見届人となった。



関連写真

  • 24時間生放送を完走した極楽とんぼ・加藤浩次(左)と山本圭壱 (C)ORICON NewS inc.
  • 24時間生放送を完走した極楽とんぼと出演者たち (C)ORICON NewS inc.
  • レギュラー内定に涙を浮かべて喜んだ加藤浩次 (C)ORICON NewS inc.

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