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TBS『ビビット』表現や取材手法で謝罪 1・31放送の“ホームレス問題”

 TBS『白熱ライブ ビビット』(月〜金 前8:00〜)は3日、公式サイトを通じて、1月31日に放送した、ホームレス問題について、制作過程をあらためて検証した結果、取材した男性を傷つける表現や取材手法に不適切な点があったことを謝罪した。

TBS『ビビット』表現や取材手法で謝罪

TBS『ビビット』表現や取材手法で謝罪

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 放送は多摩川河川敷で暮らす男性が、法定の予防接種を受けさせずに犬を多頭飼育していることについての問題点を伝えると同時に、そうした暮らしをせざる得なくなっている男性の境遇や心情に迫ろうとしたもの。

 しかし放送後、内容がホームレスの人たちへ対する差別や偏見を招くものであったという「厳しい意見」があったとし、放送内容と過程を改めて検証した結果、取材した男性を傷つける表現や取材手法に、不適切な点があったとした。

■番組の見解は以下の通り

(1)不適切な表現について

 多摩川河川敷で犬の多頭飼育をしているホームレスAさんについて、「犬男爵」と呼んだり、別の男性Bさんのインタビューでの発言を引用して、イラストと共に「人間の皮を被った化け物」と呼んだりするなど、不適切な表現がありました。
 また、多摩川のホームレス問題を扱った一連の企画の「多摩川リバーサイドヒルズ族」というタイトルも、不適切であったと考えています。

(2)不適切な取材手法について
上記Bさんへのカメラインタビューは、ご本人の承諾を得ずに撮影されたものでした。

(3)取材ディレクターと出会った場面で、Aさんが怒鳴ったことについて

 取材ディレクターがAさんに初めて会ったのは撮影日の前日で、この際に取材の承諾を得ていました。
 当日、取材ディレクターは、出会いの場面を撮影するにあたって、Aさんに対し「『お前らここで何やっているんだ』と言いながら歩いてきてほしい」と伝えました。
 この出会いの場面は、Aさんを「すぐに怒鳴り散らす粗暴な人物」と印象付ける結果となり、不適切な手法でした。
 このような放送をしたことについて、視聴者の方々、関係者の方々、そして何より取材を受けていただいた方々に、深くお詫び申し上げます。
 いただいたご指摘をしっかりと受け止めて、こうしたことが再び起きないように努めてまいります。

 また、同日には番組最後に、同局の吉田明世アナウンサー(28)が「このような放送をしたことについて、視聴者の方々、関係者の方々、そして何より取材を受けて頂いた方々に深くお詫び申し上げます。頂いたご指摘しっかり受け止めて、こうしたことが再び起きないように努めて参ります」と謝罪した。

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