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月給1万芸人がまさかの頂点へ アキラ100%を支えた“100均お盆”と妻の愛

 毎年恒例の“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2017』決勝戦が2月28日、東京・台場のフジテレビで行われ、全裸姿で登場し、股間をお盆で巧みに隠し続けて「絶対に見せない」名人芸のようなコントを披露したアキラ100%(42)が王座に輝いた。放送コードギリギリの芸風から決勝進出すら危ぶまれたが、フタを開ければこの日一番の笑いを生み出し、見事に優勝。まさかの結果に「本当に信じられないくらい、うれしいです」と目を輝かせた。

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 今回で15回目となる同大会には、史上最多となる3792名がエントリーした。1〜3回戦、準決勝を勝ち抜いた9人と敗者復活の3人、計12人が決勝A〜Cブロックに分かれ、それぞれ勝者1人を決定。Aブロックのサンシャイン池崎(35)、Bブロックの石出奈々子(32)、Cブロックのアキラの3人が最終決戦でもうひとネタ披露し、21票のうち14票を獲得したアキラが圧勝で栄冠をつかんだ。

 高校時代は演劇部、20代も劇場で芝居をするなど役者志望だったアキラだが、会社を辞めた大学の友人の誘いを受け、30歳にして芸人の世界に飛び込んだ。2010年12月末にコンビを解散し、翌年よりピン芸人へと転身。コンビ時代のコント「いろんな喫茶店」の中にあった、店員が真っ裸で登場するネタ「喫茶ナチュラル」が、現在の“裸芸”の基になった。

 命綱の銀のお盆は、軽さと大きさを重視した結果“100円ショップ”で購入したものを採用。この日の会見には、ところどころにキズやへこみが入った、激闘ぶりがにじみ出る銀のお盆で姿を現したが「実は、このお盆が製造中止になってしまいまして、今は15枚くらいを使い回しているんですよ…」と切実に訴えた。

 現在も、スポーツインストラクターのアルバイトを週4〜5日続ける苦労人。「芸人の仕事よりもそっちの方が全然多いです。バイトで何とか生活できるくらい稼いで、こっちの方で少し入ってくればいいなというくらい」。先月の収入はバイトで12万、お笑いで1万円の計13万円だった。それだけに、同い年で共働きの妻は、優勝を伝える電話の向こうで号泣しながら「良かったね」と何度も祝福した。「本当に起死回生。最後にポンって入ってくれた感じですね」。

 まさに“裸一貫”でつかんだ王者の称号。審査員の板尾創路も口にしていたように、生放送ならではの“スリル”を逆手に取り、会場の笑いを味方につけた。裸芸人の宿命ともいえる一発屋対策もバッチリだ。「今回も、裸の芸で目線を変えられないかっていうことでやってきた。この姿がトレードマークになればいいなっていうのは本心です。そこから、服を着ていても面白いねって思っていただけたら。お盆持って3年ですけど、まだいろいろやれているので、これからも掘っていこうと思います」。アキラ100%の“かくし芸”の真価は、まだまだこれからだ。



関連写真

  • 『R-1ぐらんぷり2017 』で優勝を果たしたアキラ100% (C)ORICON NewS inc.
  • 『R-1ぐらんぷり2017 』で優勝を果たしたアキラ100% (C)ORICON NewS inc.
  • 『R-1ぐらんぷり2017 』で優勝を果たしたアキラ100% (C)ORICON NewS inc.

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