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船村徹さん通夜に1500人 北島三郎「生まれ変わっても先生の弟子に…」

 今月16日に心不全のため、84歳で亡くなった作曲家・船村徹(本名・福田博郎=ひろお)さんの通夜が、22日午後6時より、東京・護国寺の桂昌殿でしめやかに営まれた。会場には、多くの関係者や著名人ら約1500人が弔問に訪れた。

船村徹さんの通夜に参列した北島三郎 (C)ORICON NewS inc.

船村徹さんの通夜に参列した北島三郎 (C)ORICON NewS inc.

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 弔問には、愛弟子の北島三郎鳥羽一郎をはじめとして、舟木一夫細川たかし大川栄策こまどり姉妹杉良太郎大月みやこ山川豊堀内孝雄川中美幸瀬川瑛子ガッツ石松ら多くの著名人が訪れた(順不同)。

 弟子として船村さんの指導を受けてきた北島は「何か言うと、泣けちゃいますから(船村さんに)手紙を書きました。この世に生まれれば、いつか旅立つ時が来る。だけど、とうとうお別れが来たのかと思うと、とても悲しいです。だけど、オレも旅立つ時が来る。だから、今度生まれた時も、船村徹の弟子でありたい」と涙ながらに感謝。「きちんと顔を見て、お別れしました。心のなかで『これからも見守ってください』と伝えました」と天を仰いだ。

 同じく、船村さんから教えを受けてきた鳥羽も涙をこらえながら「弟子でいた頃に、田舎に帰ろうかと思ったことがあったんですけど『鳥羽一郎という名前をもらって、そのまま田舎に帰れるのか』ってなって(思いとどまった)。思えば、そこが分かれ道でした」とコメント。あすの葬儀・告別式では、弟子代表として弔辞を読み上げるが「自分らしい言葉でね…送ろうと思います」と誓っていた。

◇以下、取材に応じた著名人の主なコメント

■細川たかし
「先生から『矢切の渡し』というすばらしい名曲を送っていただいた私は、本当に幸せ者だなと思います。こんなに早く亡くなられるとは、本当に残念ですし、偉大な先生をなくしたなと思います」

■舟木一夫
「30歳前後の時に、歌い手をやめようと思ったことがあって、荷造りまでしていた時に先生が電話で『もし、やめたら君のために書いた“夕笛”は誰が歌うんだ!』って言われて、その言葉で僕はここまでつながってきたので、ある意味で命の恩人です。これからも大事に先生の歌を歌っていきたい」

■堀内孝雄
「昭和を代表する作曲家でした。あれほどの方は、もう出てこないと思います。演歌やポップスなど、いろんなジャンルがありましたけど、それを超えられた方でした。こんなにすばらしい方とお会いできて良かったです」

■瀬川瑛子
「悩みがあると、先生の話を聞きたいと思って、いつも訪ねていました。先生は『生半可な歌を歌うんじゃない。スケールの大きな歌を歌いなさい』とアドバイスをくださっていました」

■大月みやこ
「先生がいなければ、今の大月みやこはなかったと思います。本当に残念ですけど、これからますます感じていただける歌を歌い続けていきたい」

■こまどり姉妹
「もう本当に驚きました。先生の歌は大好きで大ファンなんですよ。あんなにいい曲を書いてくれる先生がいなくなって、悲しくてね。まだまだ、元気でいてほしかった。ああいう、いい哀愁を書く方はもういないかと思っています。これからも続く限り、先生の歌を歌って頑張りたいと思っています」

関連写真

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