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字幕翻訳家・松浦美奈氏が語る“訳しやすい映画”「せりふが生まれてくる」

 映画『アナと雪の女王』『ハドソン川の奇跡』などの字幕翻訳を手がけた松浦美奈氏が22日、都内で行われた映画『光をくれた人』(3月31日公開)トークイベントに出席。字幕翻訳を担当し、「訳しやすい映画だった」という同作について語った。

 松浦氏は5歳までレバノンの首都・ベイルートとロンドンで育ち、小中高は日本、18歳から22歳までフランス在住。映画の輸入会社の宣伝を経て、字幕翻訳家となる。主な担当作品は『ロスト・イン・トランスレーション』、『ドッグヴィル』、『インファナル・アフェア』、『アメリカン・スナイパー』、『ゴーン・ガール』、『キャロル』など。

 同作を「訳しやすい映画」と話した松浦氏は「せりふが簡単、難しいではなくて、優れた映画は止まらないんです。どんどん次にせりふが生まれてきて、英語のせりふも先に物語が進んでいく」と説明。「翻訳をしていて、何て言いたいんだろう、また同じせりふが出てきたから違う言い方をしないといけないとか、悩まないですむんです。それが優れた映画の1番の特徴」と力を込めた。

 「どんなに中身が簡単で、これだったら普通の映画の半分くらいだろうなっていうせりふの作品でも、進まなくなってしまうことがある。アクション映画なんて特にそうで、なんでも『カモン』って言うなよって思って」と冗談めかして笑わせ、「でも、この作品は違った」と絶賛した。

 同作は、『ブルーバレンタイン』などのデレク・シアンフランス監督がメガホンをとり、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが共演。他人の子どもを自分の娘として育てようとする灯台守とその妻の愛と葛藤の日々を描く。



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