小・中学生で構成される成長期限定ユニット・さくら学院が12日、東京・赤坂BLITZでバレンタインライブ『The Road to Graduation 2016 〜Happy Valentine〜』を昼夜2公演開催し、“恋ダンス”を披露するなどして沸かせた。

【写真】その他の写真を見る

　昼公演冒頭では、部活動ユニット「クッキング部 ミニパティ」と「購買部」が登場。ミニパティは、3月3日発売の7thアルバム『さくら学院 2016年度 〜約束〜』に収録される新曲「ダバダ♪サラダ de セボン☆アベニュー」を初披露した。毎年TOWER RECORDS CAFEとのコラボメニュー販売でも話題となるシリーズで、今作はサラダがテーマ。岡崎百々子（中2）は「サラダを混ぜる振り付けがあるんですけど、お好み焼きを焼くみたいになってしまって難しかったです！」と裏話を明かした。

　12人でのステージが始まると「チャイム」「School days」「Hello! IVY」と、アッパーなライブ人気曲を連発。現メンバーで「My Graduation Toss」「顔笑れ!!」を初披露すると、山出愛子（中2）は「『顔笑れ!!』はミュージックビデオ撮影で武道館まで走った思い出。いつか、さくら学院で武道館を目指したい」と野望を語った。

　アンコールでは生徒会長（リーダー）の倉島颯良（中3）が「バレンタインということで、きょうは皆さんにすてきな恋をプレゼントしたいと思います！」と切り出すと、さくら学院の振付を担当し、リオデジャネイロ五輪のダンス演出でも話題の演出振付家・MIKIKO氏が手がけた星野源の「恋」を披露。曲中にはサプライズで、この日38歳の誕生日を迎えたさくら学院の担任・森ハヤシが“飛び入り”し、センターで完璧な恋ダンスを踊って、会場は笑いと歓声に包まれた。

　森は「きょうに向けてたくさん練習した。いつもは教える立場だが、ダンスのレッスンではここぞとばかりに、メンバーが一斉に違うところを指摘してきた」と明かし、ファンを笑わせていた。

　夜公演では、バンド演奏バージョンの「負けるな！青春ヒザコゾウ」「Song for smiling」を初披露。さらには、西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」に乗せ、岡崎自らが振付を考え、演出・プロデュースしたダンスパフォーマンスも披露。ラストの「message」では会場がさくら色に染まり、ハッピー感あふれるバレンタインプレゼントとなった。

　なお、今年度の中3メンバー・倉島と黒澤美澪奈の卒業公演『The Road to Graduation 2016 Final 〜さくら学院 2016年度 卒業〜』が3月25日に東京・中野サンプラザで開催されるが、翌26日に全国16ヶ所の映画館でライブ・ビューイングが行われることが決定。特典として、今年度のメンバーの名前入りのオリジナル湯呑みが付く。