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【直虎】三浦春馬、全力で情熱を注げる作品との出合いを大切に

 逃亡先の信濃から故郷の井伊谷に帰還し、井伊家当主・直盛(杉本哲太)らの出迎えを受けてニッコリ。幼なじみの鶴丸改め小野政次(高橋一生)と再会してニッコリ。そして、いいなずけのおとわこと次郎法師(柴咲コウ)に向かってニッコリ。満面の笑顔3連発で番組に初登場した亀之丞(三浦春馬)。特に、最後の次郎法師の時の笑顔はひときわ輝いていた。

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』井伊直親役の三浦春馬(C)NHK

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 NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は5日に放送された第5回では、幼少期をともに過ごしたおとわ、亀之丞、鶴丸が悲しい運命を乗り越えて10年ぶりに再会を果たした。

 12日放送の第6回で、亀之丞は元服して井伊直親となる。作者・森下佳子氏によれば、三浦春馬(26)が演じる直親は「太陽のイメージ」。高橋一生(36)が演じる政次は「月のイメージ」。

 自ら熱を発して輝き、周りを明るく照らす太陽のような直親に配役された三浦は「ドラマでは描かれませんが10年も逃亡生活を送っていたつらい過去があってこその明るさ、優しさがある魅力的な人物だと思いました。井伊家に差し込む陽光のような存在。それを表現することが直親を演じる面白みでもあり、勉強にもなるところだと思う」と表情を輝かせた。

 「たくましく成長して戻った直親には『これから井伊家を支えるんだ』という意気込みがあったと思うんです」と語りながら、三浦自身の意気込みのようにも聞こえた。

 「これまで、その時々に、本当にやりたいと思えるもの、全力で情熱を注げる作品に運良く出合い、積み重ねていくことができたと思っています。『直虎』では、直親がどのような最期を迎えるか、史実としてわかっていることでもあったので、そこに向かってどう散ろうか、ということを考えています。今回、すばらしい共演者の方々に囲まれて、全てが勉強になりますし、その中で生まれてくるのもの、突然ひらめく考えを大切にしながら柔軟にお芝居をしていけたらいいな、と思っています」。

 第6回のサブタイトルは「初恋の別れ道」。直親は、次郎法師を還俗させて、自分の妻に迎えたいと願い出るが…、約束どおりおとわ(次郎法師)との結婚を望むが…。のちに、おとわが直虎の名で城主になることにもつながる、重要なターニングポイントだ。

 「自分のことよりも井伊家のことを第一に考えるおとわ。そんなおとわだからこそ好きなんだと、改めて思った場面でした。どれだけ直親がおとわのこと思っているか、観ている方にもきちんと感じていただかなくてはならないと思って演じました。どんなシーンに仕上がっているか、僕自身も楽しみにしています」。

■プロフィール
 1997年、連続テレビ小説『あぐり』で子役としてデビュー。2006年のドラマ『14才の母』でヒロインの恋人役で注目を集めた。映画『恋空』で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。連続ドラマ初主演作『ブラッディ・マンデイ』はSeason2も放送され、『僕がいた時間』では筋委縮性側索硬化症(ALS)の難病になってしまう青年を好演した。社会現象となった『進撃の巨人』の実写映画版にも主演。昨年の舞台『キンキーブーツ』では好青年のイメージを打ち破り、ドラッグクイーン(派手な女装の男性)役で歌とダンスを披露して新境地を開いた。大河ドラマは『武蔵MUSASHI』『功名が辻』に続き、3作目。

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  • NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』井伊直親役の三浦春馬(C)NHK
  • 第6回より。直親(三浦春馬)は次郎法師(柴咲コウ)を還俗させて、自分の妻に迎えたいと願い出るが…(C)NHK
  • 亀之丞は元服して、直親と名をあらためる(C)NHK
  • NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第6回より。直満の墓に手をあわせる次郎法師と直親 (C)NHK
  • NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第5回より。10年ぶりの再会を果たした次郎法師(柴咲コウ)と亀之丞(三浦春馬)

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