米音楽界最高の栄誉とされる『第59回グラミー賞』の授賞式が、現地時間12日夜(日本時間13日)、米ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われ、米イリノイ州シカゴ出身のHIP HOPアーティスト、チャンス・ザ・ラッパーが主要部門の「最優秀新人賞」を受賞した。 今年の『グラミー賞』から、CDやレコード、ネット上でダウンロード販売されているものに加え、ストリーミングだけで発表された作品にも受賞資格が与えられることとなった。チャンス・ザ・ラッパーは「神の名の下、この賞をもらえました。母、父、若い頃からサポートしてくれました。シカゴのみなさんに感謝します」と喜んだ。さらに、「よく自立していると言われますが、自分らしく自分の道を歩いてきたけど、自由を謳歌しながらやってきました」と自身の軌跡を明かす。作品を有料化しないチャンス・ザ・ラッパーが受賞したことで、米音楽業界は新たな時代を迎えることとなりそうだ。チャンス・ザ・ラッパーは、「最優秀ラップ・アルバム」など、計7部門でノミネートされた。
2017/02/13