NHK・BSプレミアムで放送中のドラマ『幕末グルメ ブシメシ!』(毎週火曜 後11:15〜11:44、全8回)は、俳優の瀬戸康史が演じる勤番武士・酒田伴四郎が、料理で周囲の人々の悩みごとを解決する1話完結の“ほのぼの時代劇”。昨今流行りの日常系グルメドラマの一つとも言えるが、出てくる料理が“江戸時代の侍たちが食べていた料理”である点が最大の見どころだ。 いまから約150年前、激動の幕末の武士が残した食日記をもとにした土山しげる氏のグルメ漫画『勤番グルメ ブシメシ!』(リイド社)が原作。ドラマの料理監修は、江戸料理に詳しい料理研究家・冬木れい氏が行っており、見た目は質素だが、現代の食卓にのせても滋味深くておいしい江戸料理が再現されている。第1話では「茶粥」、第2話では「筍飯蛤汁かけ」、第3話では「蒟蒻田楽」、第4話では唐揚げみたいな「鳥のカピタン漬け」が登場した。
2017/02/07