米国の映画・テレビ界のスターが一堂に会する祭典『第74回ゴールデン・グローブ賞』授賞式が8日(日本時間9日)、ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンで開催された。
業界に長年貢献した人を表彰するセシル・B・デミル賞を受賞したのは、映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で、映画の部コメディ/ミュージカル部門・女優賞にノミネートされたのを含め、通算30回のノミネートを獲得しているメリル・ストリープ。受賞スピーチでは、「侮蔑は侮蔑を招き、暴力は暴力を駆り立てる」と訴え、差別的な言動を繰り返す次期米大統領ドナルド・トランプ氏に異議を唱える一幕も。
さらに、映画「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られ、昨年12月27日に亡くなったキャリー・フィッシャーさんの言葉「Take your broken heart, make it into art.(あなたの傷ついた心を芸術に生かしなさい)」を引用して追悼した。
【テレビの部】は、英国発のドラマ2作品が他国の賞レースを席巻。英国のエリザベス女王2世の時代、歴史的事件の裏に隠された謎を重厚に描いたNetflixオリジナルドラマ『ザ・クラウン』が、ドラマ部門・作品賞と女優賞(エリザベス女王2世を演じたクレア・フォイ)を受賞。
英国文学界の重鎮ジョン・ル・カレ原作のスパイ小説をドラマ化した『ナイト・マネジャー』(日本ではAmazonプライムビデオで配信)が、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門で男優賞(トム・ヒドルストン)、助演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演男優賞(ヒュー・ローリー)の3冠を獲得した。
また、アメフトの元スター選手で俳優のO・J・シンプソンが妻殺害の容疑をかけられ、全米が注目した世紀の裁判をドラマ化した『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(スターチャンネルで3月放送予定)が、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門の作品賞と女優賞(サラ・ポールソン)の2部門を受賞。テレビの部はシーズンが継続しているドラマシリーズよりも、新作の躍進が目立ち、クオリティーの高い新作が続々と誕生している海外ドラマ界を象徴する受賞結果となった。
【映画の部】は、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがダブル主演するミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(日本では2月24日公開)がノミネートされたすべての部門で受賞する快挙を成し遂げ、コメディ/ミュージカル部門作品賞をはじめ最多7部門を制覇。ドラマ部門作品賞は、ブラッド・ピットがエグゼクティブプロデューサーを務め、マイアミの貧困地区で暮らす少年の成長を描いた『ムーンライト』(今年公開)が受賞。本作を紹介するプレゼンターとしてブラッド・ピットが授賞式に登場し、会場を沸かせた。
アカデミー賞の前哨戦としても注目されるゴールデン・グローブ賞の授賞式の模様は、海外ドラマ専門チャンネル「AXN」で、14日(後7:00)に再放送される(字幕版)。なお、アカデミー賞ノミネートは今月24日に発表される。
■受賞結果
http://axn.co.jp
業界に長年貢献した人を表彰するセシル・B・デミル賞を受賞したのは、映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で、映画の部コメディ/ミュージカル部門・女優賞にノミネートされたのを含め、通算30回のノミネートを獲得しているメリル・ストリープ。受賞スピーチでは、「侮蔑は侮蔑を招き、暴力は暴力を駆り立てる」と訴え、差別的な言動を繰り返す次期米大統領ドナルド・トランプ氏に異議を唱える一幕も。
さらに、映画「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られ、昨年12月27日に亡くなったキャリー・フィッシャーさんの言葉「Take your broken heart, make it into art.(あなたの傷ついた心を芸術に生かしなさい)」を引用して追悼した。
【テレビの部】は、英国発のドラマ2作品が他国の賞レースを席巻。英国のエリザベス女王2世の時代、歴史的事件の裏に隠された謎を重厚に描いたNetflixオリジナルドラマ『ザ・クラウン』が、ドラマ部門・作品賞と女優賞(エリザベス女王2世を演じたクレア・フォイ)を受賞。
英国文学界の重鎮ジョン・ル・カレ原作のスパイ小説をドラマ化した『ナイト・マネジャー』(日本ではAmazonプライムビデオで配信)が、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門で男優賞(トム・ヒドルストン)、助演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演男優賞(ヒュー・ローリー)の3冠を獲得した。
また、アメフトの元スター選手で俳優のO・J・シンプソンが妻殺害の容疑をかけられ、全米が注目した世紀の裁判をドラマ化した『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(スターチャンネルで3月放送予定)が、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門の作品賞と女優賞(サラ・ポールソン)の2部門を受賞。テレビの部はシーズンが継続しているドラマシリーズよりも、新作の躍進が目立ち、クオリティーの高い新作が続々と誕生している海外ドラマ界を象徴する受賞結果となった。
【映画の部】は、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがダブル主演するミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(日本では2月24日公開)がノミネートされたすべての部門で受賞する快挙を成し遂げ、コメディ/ミュージカル部門作品賞をはじめ最多7部門を制覇。ドラマ部門作品賞は、ブラッド・ピットがエグゼクティブプロデューサーを務め、マイアミの貧困地区で暮らす少年の成長を描いた『ムーンライト』(今年公開)が受賞。本作を紹介するプレゼンターとしてブラッド・ピットが授賞式に登場し、会場を沸かせた。
アカデミー賞の前哨戦としても注目されるゴールデン・グローブ賞の授賞式の模様は、海外ドラマ専門チャンネル「AXN」で、14日(後7:00)に再放送される(字幕版)。なお、アカデミー賞ノミネートは今月24日に発表される。
■受賞結果
http://axn.co.jp
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2017/01/10