女優の藤山直美（58）と高畑淳子（62）のW主演舞台『ええから加減』が10月に東京・日比谷シアタークリエ（4〜28日）で上演されることが6日、わかった。2012年初演で、主人公は仲の悪い上方漫才コンビ。ボケ浜子役の藤山に対し、高畑はツッコミ宇多恵を演じ漫才を披露。菊田一夫演劇賞も受賞し13年に再演され、このほど4年ぶりに復活する。

【写真】その他の写真を見る

　藤山は「このたびご縁がございまして、三度目の『ええから加減』を演じられますことを心から感謝致しております。初演から五年が経ちました。新たな気持ちでこのお芝居を演じたいと思っております」と意気込み「劇場にお越し頂きましたお客様が、ひと時でも笑って喜んでくださったら幸いです」と呼びかけている。

　昨年8月に長男で俳優の高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕（後に不起訴処分）など、激動の2016年を過ごした高畑は「3演目となりますことを大変嬉しく思っています。意気込み過ぎて息切れしてしまった、初演、再演の反省も込めて『ええから加減』に演じたいというのが、けいこ前の今の意気込みです」と力を込め「演出の田村孝裕さん、どうぞよろしくご指導下さい!!」と気合い十分。

　藤山についてはは「もう…何と言って良いか、私にとってはお芝居の神様です」と話し「藤山直美さんと共演できますこと、そしてお客様にまた、『ええから加減』をご覧頂けますこと、心から有難いと思っています」とメッセージしている。

　10月の東京・日比谷シアタークリエをはじめ、大阪や地方でも上演を予定している。