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エレカシ、新春武道館で150分“大暴れ” 4月から初の47都道府県ツアーへ

 ロックバンド・エレファントカシマシが6日、東京・日本武道館で新春ライブを開催した。ボーカルの宮本浩次(50)は新年1発目のライブで「エブリバディ! あけましておめでと〜!」と声高らかにあいさつすると、2時間半にわたって全27曲を熱唱。すさまじい熱量と声量、つかみかかってくるような全身全霊を注いだステージで9000人の観客を圧倒した。

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 定刻から10分が過ぎた午後6時40分。会場が暗転すると、宮本、石森敏行(G)、高緑成治(B)、冨永義之(Dr)、サポートメンバーのヒラマミキオ(G)、サニー(Key)が持ち場につき、ほのかな灯りに照らされながら「「序曲」夢のちまた」で恒例の新春ライブが幕を開けた。例年のようにストリングスやホーンを入れず、大型モニターもなければ照明以外のセットもない極めてシンプルなステージ。それゆえに観客の視線はバンドの演奏だけに集中する。

 2曲目の「今はここが真ん中さ!」の歌詞を「今は武道館がど真ん中!」に替えて観客を沸かせた宮本は、立ち見席まで埋め尽くされた会場を見渡すと「こんなたくさん、武道館にようこそ! 大いに楽しんでくれ」と両手を広げて絶叫。「お正月にふさわしい曲をビシッっとたくさんやるんで、大いに盛り上がろうぜ! エブリバディ」と呼びかけた。

 宮本のエネルギッシュかつ伸びやかなボーカルは最後まで絶好調。狂気じみた「珍奇男」でファンを興奮させ、荒井由実の「翳りゆく部屋」のカバーで泣かせ、「晩秋の一夜」を一節だけ歌った後に「桜の花、舞い上がる道を」でグッと高揚感を高める。ギターを置いた「RAINBOW」は渾身の熱唱で感情を揺さぶり、「ガストロンジャー」では雄叫びが轟いた。

 終盤ではレアな「東京ジェラシィ」を披露してファンを歓喜させると、本編ラストの「ファイティングマン」では客電をつけて会場の熱気は最高潮に。宮本はステージ走り回り、飛び跳ねて大暴れすると、「サンキュー、エビバデ!」と投げキッスを振りまき「ドーンと行こうぜ!」とガッツポーズを見せた。

 鬼気迫るパフォーマンスが続く一方で「俺、滑舌悪いんですよね。何言ってるか自分でもわからない」と言って曲フリをやり直したり、「笑顔の未来へ」ではいきなり演奏を止め、「こんなギター、ダメ! 失格!」と自身のギターのチューニングにダメ出しして交換したり、マイクコードに絡まって悪戦苦闘したり…。らしさ全開で笑いを誘った。

 アンコールは白シャツから黒いシャツに着替えた宮本がアコースティックギター弾き語りで「涙」を、メンバーも合流して代表曲「今宵の月のように」を披露すると、ラストは「待つ男」で締めくくり。赤黒い照明の中で圧巻の150分のステージを終えた宮本は「いい年になるでしょう!」と絶叫した。

 終演後には公式サイトでキャリア初となる47都道府県ツアー『30th ANNIVERSARY TOUR 2017』の開催とスケジュールを一挙発表。オールタイムベストアルバム『THE FIGHTING MAN』(3月21日発売)を引っさげ、4月8日の東京公演を皮切りに12月9日の富山公演まで8ヶ月におよぶロングツアーとなる。

■『新春ライブ 2017 日本武道館』セットリスト
01. 「序曲」夢のちまた
02. 今はここが真ん中さ!
03. 新しい季節へキミと
04. 悲しみの果て
05. デーデ
06. 星の砂
07. 真冬のロマンチック
08. 珍奇男
09. 愛すべき今日
10. はじまりは今
11. 翳りゆく部屋
12. 桜の花、舞い上がる道を
13. 笑顔の未来へ
14. ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
15. 夢を追う旅人
16. 俺たちの明日
17. RAINBOW
18. ガストロンジャー
【二部】
19. 大地のシンフォニー
20. ズレてる方がいい
21. 東京ジェラシィ
22. i am hungry
23. so many people
24. ファイティングマン
【アンコール】
25. 涙
26. 今宵の月のように
27. 待つ男



関連写真

  • 恒例の新春ライブを日本武道館で開催したエレファントカシマシ Photo by 岡田貴之
  • 全身全霊で27曲を熱唱した宮本浩次 Photo by 岡田貴之
  • 新年一発目のライブで大暴れ Photo by 岡田貴之
  • シンプルなセットで迫力の演奏を披露したエレファントカシマシ Photo by 岡田貴之

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