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Netflixドラマ『野武士のグルメ』のこだわり “マズメシ”も再現

 『孤独のグルメ』で知られる原作・久住昌之氏と、土山しげる氏・作画によるグルメ漫画の実写版として来年3月17日よりNetflixにてオリジナルドラマ『野武士のグルメ』が独占配信される。10月の某日、東京・新宿にある『ホルモン焼 幸永 西武新宿店』では煙が立ち込めるなか、主演俳優・竹中直人の撮影が行われていた。ドラマ版『孤独のグルメ』に携わったスタッフも多く参加するなか、グルメドラマには欠かせない“シズル感”にこだわった撮影方法などそのこだわりを藤井道人監督に聞いた。

Netflixオリジナルドラマ竹中直人『野武士のグルメ』(3月17日スタート)の撮影現場の様子 (C)Netflix

Netflixオリジナルドラマ竹中直人『野武士のグルメ』(3月17日スタート)の撮影現場の様子 (C)Netflix

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 同ドラマは定年を迎えたしがないサラリーマン・香住武が虚飾を排した素朴で粗野な“野武士”のように、自分が好きなものを、好きな時に、好きなように食することを決意して、さまざまな店で食を楽しんでいく姿を描く。今回は原作1巻『かっこ悪いスキヤキ』をアレンジした『焼肉モラトリアム』の撮影を実際の店舗で実施した。姪っ子の昌子を連れて意気揚々と焼肉を食べにやってきた香住だったが、マイペースな昌子に主導権を握られてしまう…。

 「七輪の熱と煙で体中が焼肉くさくなっちゃったよ〜」と取材場所に現れた竹中。それもそのはず、「肉が網に乗ったときにどういう音や煙がでるかによって、食べ物の魅力が映像でみていて引き立つ」と力説する藤井道人監督の言葉どおり店内には煙が充満。香住の脳内で展開される“調理シーン”もその店で働くスタッフが実際に調理しているところを撮影している。

 「普段は見れないような距離まで寄って撮影してます。煙や油が飛び散る音、ぶくぶくと音を立てる湯気…『美味しそう』と思える映像にこだわっています。『孤独のグルメ』チームのみなさんを頼りにして、ビールの泡や、香住が食べる順番まで事細かにチェックしています」。なんだかんだ気が小さい香住と彼に代わって実体化して豪快に食を楽しむ野武士(玉山鉄二)との対比が作品の面白さでもあるが「現実とフィクションの間に香住が存在していることを大事にしている」のだそう。

 竹中は「本当にその店のにおいが身体につくのが面白いですね。この前は、もつ煮込みを食べながら、その前で焼き鳥を焼いていたのでその熱と煙がすごくて…目がしょぼしょぼしちゃいました」と実際の店舗での撮影を楽しんでいる様子だ。しかし、毎回、おいしいグルメを堪能できるかと思いきや「いろいろなアングルで撮るから、そういう時はお腹がパンパンになっちゃうんです。普段ぼくはそんなに大食いじゃないから…それでもおいしそうに食べなきゃいけないのが大変でした」と苦労も語る。

 劇中では原作同様、グルメドラマではある意味禁断ともいえる『不味いメニュー』も登場。竹中は「不味いお店っていう設定で食べたラーメンは本当にまずかった。実際は美味しいお店らしいんですが、わざと不味そうに見える、本当に不味いものが出てきたんです。そういうものを食べるとさみしい気持ちになるというのをしみじみ感じましたよ。これから先は美味しいものしか食べたくないです(笑)」。“マズメシ”の再現や食べた時の竹中の反応にも注目してほしい。

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  • Netflixオリジナルドラマ竹中直人『野武士のグルメ』(3月17日スタート)の撮影現場の様子 (C)Netflix
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  • Netflixオリジナルドラマ竹中直人『野武士のグルメ』(3月17日スタート)の撮影現場の様子 (C)Netflix
  • Netflixオリジナルドラマ竹中直人『野武士のグルメ』(3月17日スタート)メイン場面写真(C)Netflix

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