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【SMAPきょう解散】再結成を待つのは正しいのか ファン・後輩、それぞれの思い

 人気グループ・SMAPが、きょう31日にその長い歴史に幕を下ろす。26日に冠番組『SMAP×SMAP』終了したが、本人たちからの肉声でのメッセージはなく、これだけ新聞やワイドショー、ネットニュースで扱われていても、きょうをもってSMAPという存在がこれ以上活動しないという実感は、未だにわかない人も多いだろう。解散の受け取り方は人それぞれだが、ファンならずともどこか寂しい“SMAPロス”のような雰囲気が、早くも日本中に漂っている。

国民的グループ・SMAPが2016年12月31日をもって解散する

国民的グループ・SMAPが2016年12月31日をもって解散する

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 きのう30日、これまでSMAPの番組を数多く担当してきた構成作家の鈴木おさむ氏がパーソナリティーを務めるTOKYO FM『よんぱち』(毎週金曜 後1:00)では『SMAPオールリクエスト』と題して、リスナーがリクエストしたSMAPの数々の名曲をオンエア。午後3時台には『ORICON STYLE』でもSMAP連載を持ち、自らも20年来のSMAPファンであるというライターの菊地陽子氏が登場して、こんなことを話した。

 「今回のことに関して言えば、SMAPというグループとしては『おでかけ』しているような形で、わたしたちはできることはやるし、いつでも帰ってこれる場所があるように待っている。バイバイはしていないんだから、私たちが(SMAPに)つなげてもらった物語を紡いでいくことをやり続ければいいのかな」

 これを聞いて先日、後輩グループTOKIOの国分太一が司会を務めるTBS『白熱ライブ ビビット』内で「解散という言葉を使っていますが、ジャニーズ事務所の後輩の中では、『欠席』だと思ってるんじゃないかな。『出席』の札を裏返して『欠席』にしてるだけじゃないかな。後輩たち全員待ってると思うんで、いつかまた、それが『出席』に変われば良いなと思います」とコメントしたことが思い出された。

 なかには「待っている」なんて残酷だ、無責任だという人もいるかもしれないが、「待つ」という姿勢をみせること自体が、「感謝」を表現するひとつの方法なのだと菊地氏や国分の言葉を通して感じられる。SMAPの楽曲に、役者としての姿に、バラエティー番組で体を張る姿に、背中を押されたり勇気や笑顔をもらったりして励まされた数え切れない人たちが、それぞれに感謝の気持ちを感じており、待つという選択も「ありがとう」の気持ちなのではないか。

 朝日新聞12月30日全国版朝刊には、8ページにわたって有志のファンによってクラウドファンディングでのメッセージ広告が掲載され話題となっているが、『スマスマ』でも最終回まで変わらず5人が呼びかけていた東日本大震災への復興支援の募金について、広告の最後のページに引き続き支援が必要と掲載されている。

 また、菊地氏は「“SMAP魂”というか、前々からファンはタレントに似てると思っていて。タレントたちの背中をみて魂を受け継いでいこうみたいなところがあって、ああいうスピリッツをつないでくれる“どこでもドア”みたいな人たちなんだと思っています」とも語った。震災への関心を持ち続けることを“お手本”となって提示してきたSMAPの想いが、ファンたちにも引き継がれているのだ。

 きょうを持ってSMAPというグループは解散する。5人は別々の道を歩むこととなる。『スマスマ』最終回で、5人そろっての最後の歌唱となった「世界に一つだけの花」の中居正広のハンドメッセージの真意はわからないが、個人的な想いとしては「またね」と気持ちで手を振りながら、いつか来るかもしれない日を待ちたい。

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