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【コミケ91】プライベートでオタク文化の普及に励む、スイス公務員とは?

 オタク文化の世界的な発展を目標に掲げ、2015年から活動するIOEA(国際オタクイベント協会)。世界中の会員が、日本だけでなく各国のイベントで啓蒙活動を続けるなか、『コミケ91』にもブースを設け、日本のコミケファンに海外のオタクイベントを紹介している。そのなかでも目立つのが、“スイス大使”のツイッターアカウントで知られる日本アニメ通の会員、ラユン・ヒューリマン氏(25)。本職はスイス・チューリッヒ市役所の公務員だが、プライベートで精力的にオタク文化の啓蒙普及活動を行っている。

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 7年前にスイスで日本アニメに出会ってその魅力に取り憑かれ、それから独学で日本語を学びながらオタクの道を歩んできたというラユン氏。仕事とは別にプライベートの時間を費やし、アニメや漫画を掘り下げていき、本場日本のコミケには6年前から参加し、今回が8回目。2015年のIOEA立ち上げ時から会員となり、その後はIOEAメンバーとしてコミケのブースに立ち、英語、ドイツ語、日本語で外国人を含めた来場者と交流を深め、外国人への日本のオタク文化の普及、日本人への海外のオタクイベントの紹介に努めている。そんなラユン氏の日本語を含め各国の言葉が交じるツイッター(スイス大使名義)でのオタク文化発信は日本でも注目されている。

 プライベートでの自費での活動に対してラユン氏は「アニメが好きですし、活動すること自体が楽しいから」とそのモチベーションを明かす。時間も費用もかけての熱心な活動のおかげで今では日本にも多くの友人がいるそうで「コミケでは知り合いにたくさん会えるのも楽しみのひとつです。挨拶まわりで忙しいです(笑)。でも同人誌も毎回ちゃんと買いに行っています」。しっかりと自分の趣味のための購入時間も確保しているようだ。

 母国スイスでは日本アニメと漫画のイベント『JAPANI MANGA NIGHT!』の開催メンバーのひとりとして活動し、IOEAメンバーとしてはスイス、日本のほかドイツ、イタリア、フランス、オーストリア、香港などでもイベントに参加。日本アニメの紹介だけでなく、声優の仕事や同人誌の作り方など日本のオタク文化そのものを世界に発信している。

 そこまでラユン氏を突き動かすものを改めて聞くと、やはり「楽しいから」と答える。アニメ好きだったのが、いつの間にか「日本文化(オタク文化?)のプロモーション」を世界で行うこと自体が楽しくなっていったという。朗らかで陽気な語り口からは熱い志を感じさせる。

 そんなラユン氏が深い想い入れを持つ日本のコミケでの一番の思い出を聞くと「初めて憧れのコミケに来られたとき、朝から3時間ならんでやっと目当てのゲームを買えたこと。今でもよく思い出します(笑)」。この先も本職の仕事以上に力を入れて活動すると力強く宣言してくれた。

 IOEAは、オタク文化をテーマにしたイベントから世界のファン、クリエイター、企業、団体などのオタク文化愛好家をつなぎ、同文化の普及と発展に寄与する協会。2016年11月現在、世界36の国と地域の83イベントに参加している。



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  • IOEA(国際オタクイベント協会)サポートメンバーのラユン・ヒューリマン氏(25) (C)oricon ME inc.
  • IOEA(国際オタクイベント協会)ブース (C)oricon ME inc.

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