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池井戸潤最新作『陸王』来年10月“日9”で連ドラ化 主演は役所広司

 人気作家・池井戸潤氏の最新作『陸王』(集英社刊)が、来年10月期のTBS系毎週日曜9時枠の「日曜劇場」で連続ドラマとして実写化されることが28日、明らかになった。創業から100年以上続く老舗足袋業者の四代目社長・宮沢紘一が、会社の存続をかけてランニングシューズづくりという未知なる領域に挑む企業再生ストーリー。主演は俳優・役所広司(60)が務める。

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 役所が演じる宮沢は、埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」社長として日々奮闘しながらも、年々先細る足袋の需要から、資金繰りに悩む月日を過ごしていた。そんななか、銀行担当者とのやり取りを通じて、新規事業への参入を考え始める。それは、足袋製造でこれまで培った技術が生かせる「裸足感覚」を追求したランニングシューズの開発。しかし従業員20名余りの地方零細企業にとって、それは苦難の道のりだった…。

 新製品を開発するにはあまりに乏しい資金、人材、開発力。さらには世界的に有名なスポーツブランドとの競争など、何度も襲う困難にくじけそうになる宮沢だったが、その度に家族、従業員、取引先、銀行の担当者、そして知り合いを通じた新たな人脈が彼を救う。果たしてランニングシューズの開発は成功するのか。そしてその先に「こはぜ屋」の未来はあるのか…熱い人間ドラマも描かれる。

 臨場感のあるドラマにするため、行田市を含めたロケーション・ハンティングや原作中に登場する走法の研究、ランニングシューズの開発など、細部までこだわり抜いた準備を進める予定で、原作に描写されている『ニューイヤー駅伝』の様子をドラマに盛り込むため、年明け元旦に行われる実業団日本一を決める『ニューイヤー駅伝2017』でも撮影を敢行することとなっている。

 役所は「私は“陸王”というシューズを企画して、試行錯誤しながらここまで来た。その過程でいろんなことを学ばせてもらったけど、中でも特に教えられたのは人の結びつきだ」と言う宮沢のせりふを引用し「決して経営者として才能ある人物ではないけれど、彼には人を惹きつける不思議な魅力があります」と自身の役柄を分析。「その魅力を試行錯誤しながら、見つけていこうと思います。たくさんのユニークで魅力的な登場人物たちとドラマの中で会える日を楽しみにしています」と撮影を心待ちにしている。

 一方、最新作がはやくも映像化される池井戸氏は「主演の役所広司さんはじめ、役者のみなさんの演技と、駅伝シーンなど、ドラマならではの演出を楽しみにしています」と期待に胸をふくらませている。

 スタッフには、同じ池井戸氏原作のドラマ『半沢直樹』や『下町ロケット』のプロデューサー・伊與田英徳氏、演出に福澤克雄氏らが参加する。



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