俳優の神木隆之介が23日、都内で行われた映画『君の名は。』大合唱上映会に出席した。今年大ブームとなった同作の上映中の応援、歌唱、発声を可能としたイベント。客席でファンとともに作品を鑑賞した神木は「心のなかで叫びたい思いを叫んでくれたり、愛情を持ってこの映画を見てくれているのが伝わってきてうれしかった。僕も一人のファンとして歌ってました」と満足げに感想を語った。

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　上映会には主人公・瀧を演じた神木、ヒロインで瀧と夢の中で入れ替わる女子高生・三葉役の上白石萌音、新海誠監督が登壇。これまでの舞台あいさつを振り返り「いっぱい（劇中の）せりふを言いましたね。『入れ替わってる!？』とか…」という神木の一言から、そのせりふを上白石とともに再現することに。

　せりふの一部を忘れてしまっていた2人だったが、完璧に暗記しているファンから助け舟が入り、劇中さながら演じきると割れんばかりの拍手が巻き起こった。神木は「久しぶりやね」と照れ笑いを浮かべ、上白石も「久しぶりにやりました」とうれしげに明かした。

　あすのクリスマスイブを前にプレゼントに欲しいものを聞かれた神木は「組紐！」と劇中のアイテムを挙げ「売ってるじゃないですか。1万23000円のやつ。すっごい欲しいんです」と興奮気味に紹介。一方、「関係ないんですけど、温泉に行きたい」と控えめに話す上白石も「（舞台となった）飛騨とかに」と関連付けて希望していた。

　この他、イベントでは『君の名は。』クリスマス検定と題して、作品にまつわる問題を出題。ほんの一瞬だけ映る登場人物の服の色や、バス停の名前など、かなりマニアックな内容だったが、難なく回答するファンたちに新海監督も「わかる方がおかしい…」と苦笑していた。