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佐藤健、実写映画『亜人』に主演 人気漫画の映画化「避けては通れない」

 俳優の佐藤健(27)が、桜井画門氏の人気漫画を実写映画化する『亜人』(2017年公開)に主演することがわかった。これまでも『るろうに剣心』シリーズ、『バクマン。』など漫画原作作品で主演を務めてきた佐藤は、漫画の実写化を「今もなお賛否両論あるものの、もはや今の時代を象徴しているようなところもあり、避けては通れないものだと感じています」と受け止め、「これは上手くいけば相当極上なエンターテインメント作品に仕上がるのではないかと手応えを感じております。楽しみに待っていただいて大丈夫かと」と自信をにじませた。

佐藤健主演で人気漫画『亜人』が実写映画化

佐藤健主演で人気漫画『亜人』が実写映画化

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 “亜人”とは、人間と姿かたちは同じだが死ぬことがなく、どれだけ傷ついても、絶命と共に再生を始める死を超越した特殊な能力を持つ新人類。『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がメガホンをとり、佐藤の実年齢にあわせて主人公の設定を変更している。

 亜人が分身として操る“IBM(インビジブル・ブラック・マター)”と呼ばれる黒い物体の存在が見どころの1つとなり、『るろうに剣心』のアクションチームが参加し、ソードアクションとは違った新たなアクションに挑む。

 2017年東京、研修医・永井圭(佐藤)は、ある日トラックと衝突し、死亡。しかし直後に肉体が回復し、生き返ってしまう。不死身の新人類“亜人”と発覚した圭は、懸賞金目当ての周囲の人間や警察に追われ、亜人研究施設に監禁され、非人道的なモルモットにされる。

 そんな圭に“帽子”と呼ばれる、圭と同じく亜人のテロリスト・佐藤が助けの手を差し伸べるが、国家転覆を図り、大量虐殺を繰り返す佐藤に加担できない圭。そんな圭に気づき、佐藤の怒りの矛先は圭に向かっていく。

 佐藤は「避けては通れない」と語った漫画原作の実写化について、「成功例があることも事実で、それを目指して多くの映画人たちは、何か良い原作はないものかと様々な漫画を読み漁っているというのが今の業界の実状です」と話し、映画化したいと思える作品にはなかなか出会えないと説明。

 そんななかで、2年前にオファーを受けたという同作は「この作品を映画化したいと思いました。理由は明快で、この“亜人”という原作を映画化する意義がしっかりと見えたからです。それは、“死なないという特性を利用して、今までにないアクション映画がつくれる”ということです」と熱を込めた。

 本広監督は「日本映画でそんなスケールの大きな話が撮れるのかと悩みました」と不安もあったことを明かし、「今まで普通に生きてきた男が大きな運命に巻き込まれ、何も分からないまま絶対的な敵と戦うことになるというストーリーの本質は、自分が関わってきた『踊る大捜査線』『SP』『PSYCHO−PASS サイコパス』の世界観にも通じるなと感じ、今回挑戦することになりました」とコメントを寄せた。

関連写真

  • 佐藤健主演で人気漫画『亜人』が実写映画化
  • 原作主人公・永井圭 (C)桜井画門/講談社
  • メガホンをとる本広克行監督
  • 原作コミック「亜人」1巻書影 (C)桜井画門/講談社

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