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豊川悦司が夏目漱石役 最後の恋の相手に宮沢りえ

 俳優の豊川悦司と女優の宮沢りえが、12月10日にNHK・BSプレミアムで放送される単発ドラマ『漱石悶々』(後7:30〜9:00)で共演することが24日、わかった。文豪・夏目漱石が世を去って100年という節目の今年、漱石関連の映像作品がいくつかあった中で、豊川が「漱石」に扮する本作のテーマは“最後の恋”? 宮沢演じる「祇園の女」に振り回され、悶々と過ごした京都での29日間を描く。

 『吾輩は猫である』『坊っちやん』『三四郎』『それから』『こころ』『明暗』など、いまなお多くの読者を魅了する漱石。作家としての一歩を踏み出したのは、1906(明治39)年。本作で描かれるのは、『硝子戸の中』を書き上げたばかりの1915(大正4)年。当時の漱石は、極度の神経衰弱と胃潰瘍に苦しんでいた。

 そんな折、友人の画家・津田青楓の勧めで、京都で静養することに。そして、宿とした木屋町の名旅館「北大嘉(きたのたいが)」で、京都祇園のお茶屋「大友(だいとも)」の若き女将で、芸、才、美貌を兼ね備えた祇園の名物女、多佳と出会う。この時、漱石は48歳、多佳は36歳。

 大阪の実業家や百戦錬磨の老舗旅館の主人など、多佳に言い寄るライバルは多く、漱石は気をもむばかり。ある日、梅見の約束をすっぽかされて逆上した漱石は、人力車で京都の街を暴走、ついには洋食屋で暴飲暴食し、持病の胃潰瘍を悪化させて寝込んでしまう(3月24日の日記より)。動揺した友人の青楓は、あろうことか東京に連絡し、妻の鏡子(秋山菜津子)を呼び寄せてしまう。

 ちなみに、漱石が49歳の短い生涯を終えるのは、この翌年。遺された日記や手紙、そして、ある女性の面影を胸に詠んだ俳句「春の川を隔てて男女哉」などをベースに、せつない恋と大人の笑いが交錯するエンターテイメントを生み出すのは、今年、同局の『ちかえもん』で向田邦子賞を受賞した脚本家の藤本有紀氏。演出は、ATP賞グランプリを受賞した『京都人の密かな愉しみ』(BSプレミアム)を手掛ける源孝志氏が務める。



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