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上戸彩&斎藤工『昼顔』映画化 ドラマ版“3年後”を舞台に再会からの運命を描く

 2014年7月期に放送され、社会現象を巻き起こした連続ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系)が映画化されることが27日、わかった。ドラマ版に続き、主人公の紗和を上戸彩、不倫相手役の北野を斎藤工が演じる。同作から一躍ブレイクした斎藤は「作品に出会ったことでいろいろな変化がありました。それぐらい、私にとってはターニングポイントになった大事な作品です」。上戸は「私の中でも新境地を開けた作品だと思いますし、映画ではもうひと踏ん張りして、皆さんにもう一歩新しい“上戸彩”を見ていただけるように、そして代表作として認めていただけるようにがんばっていきたいと思います」と意気込む。

ドラマ版ポスター。紗和を演じる上戸彩と北野を演じる斎藤工(C)2017 フジテレビジョン 東宝

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 “昼顔妻”という流行語を生み出し、ドラマ視聴率が軒並み苦戦を強いられる状況のなかで平均視聴率13.9%、最高視聴率16.7%を記録。第82回ザテレビジョンドラマアワードの脚本賞を受賞し、2014年流行語大賞にもノミネートされるなど大きな話題を呼んだあの『昼顔』がスクリーンに帰ってくる。

 ドラマ版では、紗和と北野それぞれに夫、妻がいるにも関わらず、不倫関係に陥り、それが本気の恋愛に発展していく。そして、いつしかそれは明るみに出てしまい、弁護士も交えた示談のうえ、ふたりは別れざるを得なくなる。ドラマのクライマックスでは、紗和は紆余曲折を経て夫と離婚し、独り身に。そして北野は、離婚しない意志を持つ妻とともに遠く離れた場所に引っ越した。映画版は、その3年後、遠く離れた海辺の町でふたりが出会ってしまうところから始まる。

 同ドラマが大きな話題になり、代表作のひとつともなった上戸。出産を経て、本格的な女優復帰作となる今回の映画版については「ドラマの頃は多くの方々が観てくださって反響が大きくて、それとともにとてもやりがいを感じていました。こうして2年経って、改めて映画化することが本当にありがたいと思っています」。並々ならぬ想い入れを持って撮影に臨んでいるようで、「ドラマで最後に工くん演じる北野先生を感じたのは、校内放送での北野先生の告白を学校の外で聞いて泣いているという衝撃的なお別れのシーンだったのですが、クランクインが、ある場所の扉を開けて入ろうとしたときに北野先生の声だけが聞こえるというシーンで。もうそれだけでドラマとリンクして泣きそうになってしまいました。その後はもうスイッチが入ってしまって、終始泣くのを我慢していました」とドラマ版を振り返りながら現場の様子を語っている。

 斎藤も同ドラマが代表作のひとつになり、出世作になったと言ってもいいだろう。その好演は大きな話題となり、以降は“セクシー俳優”イメージが定着するほどの人気ぶりを見せている。斉藤は「『昼顔』で北野先生というひとつのカラーをいただき、気付くと自分の中で基準のひとつになっていて、そこから他の表現を模索していることがあります」。そして、映画版については「ドラマの方はいろいろなとらえ方ができる終わり方だったのですが、映画の台本を読んで、ラストについてはその衝撃をいまだに受け止めきれずにいます。2年前のドラマからこの期間を空けるという意味が、きちんと台本に落とし込まれていたのがすばらしいと思いました」とコメントしている。

 また、上戸もその台本については「台本を読み終わって閉じたあとにすごく胸が苦しくなって、涙が出てきちゃいました。今は感情移入しながら台詞を覚えていますが、どのシーンでも泣きそうになっています」。今作で上戸は“日本中の女性がうっとりするような美しく、濃密なラブシーン”にも臨むという。テレビドラマとは異なる、映画というメディアならではの映像表現にも期待がかかる。

 監督と脚本は、ドラマ版から続投する西谷弘監督と井上由美子氏。西谷監督は、映画では『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』などのヒット作を手がけている。撮影は9月24日から11月上旬を予定。公開は2017年初夏。

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