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阿川佐和子氏『とと姉ちゃん』に司会者役で朝ドラ初出演「一大事件です」

 エッセイストの阿川佐和子氏が、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(月〜土 前8:00 総合ほか)のラストパートを盛り上げる新キャストとして、最終回前日の30日の第155回に出演することが27日、同局から発表された。

『とと姉ちゃん』に司会者役で出演する阿川佐和子 (C)NHK

『とと姉ちゃん』に司会者役で出演する阿川佐和子 (C)NHK

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 阿川氏が演じるのは、主人公の常子(高畑充希)が創刊した雑誌『あなたの暮らし』での長年の功績を認められ、日本出版文化賞を受賞し、その受賞式後に常子が出演したテレビ番組の司会者。

 収録の1週間前に突然依頼されたという阿川氏は「なんで私に?と思いつつ、気がついたら『はい!』と快諾していました。朝ドラに出られるなんて、ちょいと無視できない一大事件です」と大抜てきに驚き。撮影でNHKに行くと、隣のスタジオで大河ドラマ『真田丸』の撮影をやっており「見学の小学生気分で興奮していた」が、いざ収録になると「高畑さんの長ぜりふの見事さ」にも驚いたという。

 自身の出番については「私の出番はテレビトーク番組のシーンゆえ、セットそのものがテレビ局のスタジオ風景。誰が本物のカメラマンで、誰が照明係に扮している役者さんか区別もつかず、おかしいやら緊張するやら」と慌ただしかったようで、「高畑さん始め、スタッフの皆様に脱帽で、ペコペコしながら現場をあとにしましたが、さて私の出来映えのほどは……。見るのが恐ろしい」と振り返っている。

 制作統括の落合将氏が阿川氏の出演について「『とと姉ちゃん』として生きてきた常子の人生の大団円として、才媛・阿川さんにドラマともドキュメンタリーともつかない絶妙な空気感で、常子に『おめでとう』と語りかけていただき、恒子もさぞ幸福なことと思います」と感慨深い。1シーンのために駆けつけた阿川に「お忙しいところ、締めくくっていただき、ありがとうございました!」と感謝した。

 『とと姉ちゃん』最終回は10月1日。

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