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草なぎ剛、スマスマ登山でSMAPへの思いを吐露

 12日放送の『SMAP×SMAP特別編』(フジテレビ系)で、草なぎ剛が八ヶ岳と硫黄岳に登頂。まるで今のSMAPや自分に向けたかのような思いを口にする場面があった。

SMAP解散にともない、『SMAP×SMAP』も年内で終了することを発表した

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 この日は「草なぎ剛のイケメン登山部」として、アルピニストの野口健、俳優の山本裕典竜星涼竹内涼真と共に八ヶ岳にアタック。ハードな道程に音を上げかける同行者たちに、野口が登山の心得として「先のことは気にしない、歩いていれば着く。一番いいのは疑問に思わないこと」とアドバイス。

 「シンプルですよね、それも人生なのかな。でも先のこと考えちゃいますよね」と応じた草なぎ。その後は、「みんなはまだ若いわけ、10歳違うんだから! こっちは“キャリア疲れ”があるんだよ」と愚痴りながらも、「負けるな負けるな、先を見るな。それが未来に繋がるんだよ。ゆっくりでも一歩だ。人生と同じだ、先を見ちゃだめなんだ。一歩、一歩だ。こうやってつまづいても、そこからやり直せる」と自らを叱咤激励しながら、八ヶ岳登頂に成功した。

 しかし、喜ぶ一同に野口が硫黄岳への“縦走(山から山へ移動)”を提案。来た山道を下り、さらに傾斜のきつい山道を上がる。途中、20年前に買った自前の靴が壊れた際には「そうか、コイツ寿命だったんだな」と自ら靴底を補修をしてさらに登り続けた。

 同番組の罰ゲームで、1998年に中居正広と、1999年に木村拓哉とそれぞれ富士山に、2003年に稲垣吾郎と槍ヶ岳に登頂した経験を持つ草なぎは、若手俳優に「大変なんですねスマスマって……」と言われ「大変なんだよ!」といつもの笑顔。さらに若手俳優がやまびこで番宣すると、香取慎吾とのラジオ番組『SMAP POWER SPLASH』(bayfm)を選んで叫ぶなど、通常の『SMAP×SMAP』があと10回も残されていない今、随所にSMAP愛を感じさせるシーンが盛り込まれた。

 さらに草なぎは、登山で聴きたい曲に「この瞬間(とき)、きっと夢じゃない」(2008年)、「ススメ!」(2004年/アルバム『SMAP 016/MIJ』)とSMAPの曲を挙げ、ふと漏らした同行者への励ましの言葉も「負けるな、ネバーギブアップだ」とSMAPの曲名(1992年「負けるなBaby!〜Never give up」)をもじったかのようなフレーズ。この登山のために作ってきた曲「マウンテン・ロック」の歌詞には、自分や同行者のみならず、まるで今のSMAPに向けたかのようなフレーズがふんだんに盛り込まれていた。

 山頂近くの景色に「苦難の後にはあるんですね、こういういいことが」ともらした草なぎは、今年の早い段階から何かを吹っ切ったかのように目の前の仕事に没頭。橋下徹をゲストに招いた「BISTRO SMAP」(5日放送)でも、得意のギターで“今までどおりのSMAP”を見せる一助となっていた。

 デビュー記念日直後に放送された今回は、そんな彼の秘めた葛藤が透けて見える内容に。ひとつの山を登り切ったSMAPが、一度山を下り、“また次の山頂”に向けて動き始めただけだとも思わせる、示唆的でユーモアにあふれた1時間であった。
(文/坂戸希和美)

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