映画監督の中島貞夫氏(82)が12日、都内で行われたドキュメンタリー映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』(12月3日公開)の記者会見に出席した。
中島監督にとって映画『極道の妻たち 決着』(1998年)以来の新作となる同映画は、時代劇の華「ちゃんばら(殺陣)」を追求したドキュメンタリー作品。日本、特に京都映画の草創期から現代までの変遷を追う。
劇中でも時代劇衰退について言及するシーンもあり、中島監督は「日本は、映画制作、配給、興業が系列化していて、そういう流れの中で最も儲かる、危険性の少ないところへ投資していく考え方がある。そういう流れの中で最もリスクのあるのが制作。制作から映画資本が逃げようとしているわけです」と持論を展開。
現状を危惧する一方で「時代劇の中で何ができるのか、若い作家に考えてもらいたい」とメッセージを送り、「これからの作り手たちの意欲の問題、そこに全部来てるわけです。作り手たちに意欲をもってもらう状況を我々が作ってあげられるか。自分たちのこれまでの経験をどう活かしていくことが、自分に突き付けている課題です」と、業界発展へ使命感を燃やした。
また、最近公開の作品として、映画『超高速!参勤交代』(主演・佐々木蔵之介)を挙げると「当時の侍たちの生き様を現代の目線で見てるけど、時代劇の新しい側面を出している。アクションシーンも変な形であざとくせず、時代劇の中でリアリティーを失わない面白さを試行している作品」と絶賛していた。
会見にはそのほか、殺陣師の清家三彦氏が出席。会見前には「東映剣会」の堀田貴裕、木村康志、本山力、中村彩実が登場し、立合デモンストレーションを披露。迫力のある殺陣で会場を沸かせた。
中島監督にとって映画『極道の妻たち 決着』(1998年)以来の新作となる同映画は、時代劇の華「ちゃんばら(殺陣)」を追求したドキュメンタリー作品。日本、特に京都映画の草創期から現代までの変遷を追う。
劇中でも時代劇衰退について言及するシーンもあり、中島監督は「日本は、映画制作、配給、興業が系列化していて、そういう流れの中で最も儲かる、危険性の少ないところへ投資していく考え方がある。そういう流れの中で最もリスクのあるのが制作。制作から映画資本が逃げようとしているわけです」と持論を展開。
現状を危惧する一方で「時代劇の中で何ができるのか、若い作家に考えてもらいたい」とメッセージを送り、「これからの作り手たちの意欲の問題、そこに全部来てるわけです。作り手たちに意欲をもってもらう状況を我々が作ってあげられるか。自分たちのこれまでの経験をどう活かしていくことが、自分に突き付けている課題です」と、業界発展へ使命感を燃やした。
また、最近公開の作品として、映画『超高速!参勤交代』(主演・佐々木蔵之介)を挙げると「当時の侍たちの生き様を現代の目線で見てるけど、時代劇の新しい側面を出している。アクションシーンも変な形であざとくせず、時代劇の中でリアリティーを失わない面白さを試行している作品」と絶賛していた。
会見にはそのほか、殺陣師の清家三彦氏が出席。会見前には「東映剣会」の堀田貴裕、木村康志、本山力、中村彩実が登場し、立合デモンストレーションを披露。迫力のある殺陣で会場を沸かせた。
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2016/09/12