『第62回江戸川乱歩賞』(主催:日本推理作家協会)の贈呈式が9日、都内のホテルで行われた。今回は337人の応募作の中から佐藤究(さとう・きわむ)氏の『QJKJQ』が受賞。受賞作はフジテレビで映像化される予定となっているが、同社の亀山千広社長は「年々、受賞作が映像化しづらい作品になっておりまして。特に今回の受賞作は、本の帯に『私の家族は全員、猟奇殺人鬼』とある。テレビでは絶対できません」と冗談交じりに、あいさつの弁。
作中、主人公が朝、時間を確認するためにテレビをつける場面で『めざましテレビ』が出てくることを「乱歩賞受賞作に我々の番組の名前が出てくるのは非常にうれしい」と喜ぶ反面、その主人公が「ザッピングをするんです。よその局の番組名も出てくるんですが、テレビの時刻は全局統一、一つ見ていただければ大丈夫です。今後の作品に生かしてもらえたら」と話して、笑いを誘っていた。
受賞者の佐藤氏は、2004年に佐藤憲胤(さとう・のりかず)名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。その後、吉本興業の本社で警備員として働き、生計を立てていた異色の経歴の持ち主。亀山社長は「よしもとの芸人さんと顔を合わせているだろうから、映像化の際にはキャスティングプロデューサーとしてもご協力いただければ」と祝福していた。
贈呈式には、選考委員の有栖川有栖氏、池井戸潤氏、今野敏氏、辻村深月氏、湊かなえ氏、後援の講談社・野間省伸氏が出席。乾杯の音頭は赤川次郎氏が務めた。
作中、主人公が朝、時間を確認するためにテレビをつける場面で『めざましテレビ』が出てくることを「乱歩賞受賞作に我々の番組の名前が出てくるのは非常にうれしい」と喜ぶ反面、その主人公が「ザッピングをするんです。よその局の番組名も出てくるんですが、テレビの時刻は全局統一、一つ見ていただければ大丈夫です。今後の作品に生かしてもらえたら」と話して、笑いを誘っていた。
受賞者の佐藤氏は、2004年に佐藤憲胤(さとう・のりかず)名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。その後、吉本興業の本社で警備員として働き、生計を立てていた異色の経歴の持ち主。亀山社長は「よしもとの芸人さんと顔を合わせているだろうから、映像化の際にはキャスティングプロデューサーとしてもご協力いただければ」と祝福していた。
贈呈式には、選考委員の有栖川有栖氏、池井戸潤氏、今野敏氏、辻村深月氏、湊かなえ氏、後援の講談社・野間省伸氏が出席。乾杯の音頭は赤川次郎氏が務めた。
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2016/09/09