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秦基博、『聖の青春』主題歌書き下ろし 村山聖さんの生き方に感銘

 シンガーソングライターの秦基博が、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖さんの一生を描く映画『聖の青春』(11月19日公開)の主題歌を担当することが1日、わかった。命を削りながら将棋に全てを懸けた村山さんに感銘を受けたという秦が、新曲「終わりのない空」を書き下ろし、同曲を使用した予告編が解禁された。

映画『聖の青春』の主題歌を担当する秦基博 (C)2016「聖の青春」製作委員会

映画『聖の青春』の主題歌を担当する秦基博 (C)2016「聖の青春」製作委員会

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 100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山さん。病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く。

 村山さんを松山ケンイチ、ライバル・羽生氏を東出昌大が演じるほか、聖の弟弟子・江川貢役に染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキーらが出演する。

 5月頃から曲作りを始めたという秦は「完成直前の映像を拝見し、将棋を通した魂のぶつかり合い、聖が病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動を覚えました」と村山さんの生き方に心を打たれ、「サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。』という言葉から汲み取った想いを込めています」とコメントを寄せた。

 メガホンをとった森義隆監督は「また一人、村山聖の生き方に魅せられ、その才能を『聖の青春』に注ぎ込んでくれた仲間が増えました。秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました」と感慨深げだった。

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  • 映画『聖の青春』の主題歌を担当する秦基博 (C)2016「聖の青春」製作委員会
  • 村山聖さんを演じる松山ケンイチ (C)2016「聖の青春」製作委員会

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