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日本エレキテル連合、コンビ解散説を否定も… ピン活動を視野?「できることやりたい」

 とうとうコンビ仲も「ダメよ〜ダメダメ」となってしまったのか…。同フレーズが『2014 ユーキャン新語・流行語大賞』の年間大賞のひとつに輝いた、お笑いコンビ・日本エレキテル連合が長年にわたる同居を解消、コンビ解散の危機を迎えていることが今月上旬に一部で報じられた。ORICON STYLEではこのほど、エレキテルの2人にインタビューを行い、同居解消の真相やブレイク後の今に迫った。

ピンでの活動も視野に?ブレイク後の今を語った日本エレキテル連合 (C)ORICON NewS inc.

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■同居解消は“懐具合”の好転 大ブレイクは逆風の中から…

 別居報道の真相を聞いてみると、中野聡子が「別居っていう表現が、なかなかですよね。一緒に暮らしている方が異常なのに、すごく皆さんが心配してくださって。ただ、別々に引っ越しただけなんですけど何か、解散危機みたいなことに発展してしまいまして。そんなことはないのですが」と苦笑い。2014年のブレイクによって“懐具合”が好転したことで、別々に住むことを決めたという。「もともと、何で一緒に住んでいたのかというと、東京に出てきてお金がなかったからなんです。だから、そろそろお金にも余裕が出てきたので、バラバラに住もうかっていう話はしていましたし、橋本(小雪)さんからも『引っ越そうと思う』とは聞いていました。ただ、私がちょっと病院行っている3時間のあいだに、家財道具一式全部持って、いきなり出て行かれたので、びっくりして受け入れるまでにだいぶ時間がかかりましたよ…」。やや強引な引っ越し劇となったが、“不仲”が原因という訳ではなさそうだ。

 テレビなどで頻繁に紹介されていた、東京・東村山市の一軒家は今や“衣裳部屋”になっているという。「ずっと住んでいた東村山の家は、衣装を置くための倉庫になっていますね。なかなか行ける機会がないので、家の管理は友だちに任せているという状態です」。ネタを思いつくきっかけが「トレンドをおさえていない古着屋さんとかに行くと『何コレ?誰が着ていたんだろう?』みたいな感じで、そこから着ていた人のことを考えていく」という中野にとって、衣装と小道具はコンビにとって大切な“武器”のひとつ。ところが、同業者の間からは好意的な目を向けられてこなかったのだという。

「最初からこだわってカツラを被ってコントをやっていたんですけど、そういう風に顔に描いたりするのは(芸人の間では)タブーだったんですよ。そういうことをすると『Tシャツと短パンで笑いを取れ』と言われて、すごく批判されましたね。私たちは、志村けんさんを観て育って、それが教科書になっていたので、それを言われた時にびっくりしちゃって、カルチャーショックというか…」。そんな中、自分たちの信念を貫いて生まれたのが、2014年に花開いた“細貝さん&朱美ちゃん”のキャラクターだった。

■ピン活動も視野に? 再ブレイクに向け「できることやっていきたい」

 大ブレイクから約2年が経過し、テレビへの露出も落ち着いてきた印象を受けるが、現在の主な活動について中野が説明する。「営業とライブでやらせてもらっています。ライブは、月に1回事務所のライブと年に1回の大きいライブ、あとは自分たちで企画した衣装を展示したりとか、イベントもやっています」。このほかにも、ガールズラップユニットのhy4_4yh(ハイパーヨーヨ)とのコラボや、中野が東京新聞でコラム「風向計」を隔週で執筆するなど、マルチな活動を展開。公式YouTubeチャンネル『日本エレキテル連合の感電パラレル』では、約2年半にわたって1日1本動画をアップしていたが、そこでの収入について話題が及ぶと、2人が声をそろえた。

「私たちは、HIKAKINさんとかのYouTuberの方とは違って、コントをやっているので、そんなに…ですね。お金儲けではやっていないので、私達で夢を見ないでほしい(笑)。ただ、私たちのライブをYouTubeがきっかけで観に来てくれた人とかもいたので、そういった面での反響は大きいです」。そんなエレキテルの今を最も身近に感じられる舞台が、自身3度目となる単独公演『電氣ノ社(やしろ)〜掛けまくも畏き電荷の大前〜(デンキノヤシロ〜カケマクモカシコキデンカノオオマエ〜)』だ。

 先月14日から17日まで行われた東京公演には、事務所の大先輩・爆笑問題田中裕二が観覧に訪れ、ラジオで完成度の高さを絶賛。ところが、ひとつだけ“誤算”があったのだと2人が恐縮しながら語った。「観に来てくださって、ありがたいことにラジオでも言ってくださったんですけど、ずっと『エレキが〜』っておっしゃっていて…。リスナーの方々は、エレキコミックさんだと思ったみたいで。せっかく言ってくれたのに、運を持ってなかったですね」。今後の活動について話題が及ぶと、中野が“ピン”での活動も視野に入れたプランを明かした。

「私は、演出家とかも勉強しています。自分は出る側じゃないと思っているので、あんまり演じるのが得意じゃないというか、演出とかもやっていきたいなと思っていて。できることはやっていきたい。芸人さんは笑いを取らなきゃ意味がないんですけど、私はそれだけじゃなくて、派手な演出で驚いてもらいたい。笑いだけじゃなくて、驚きとかもお届けしたいという気持ちが強いです」

 一方の橋本は「インスタグラムで朱美ちゃんを本当に人形みたいに扱って、中野さんが着せ替え人形としてやってくれていて、いろんな格好をして写真を撮ったものをインスタグラムに上げているんですけど、ポージングもバリエーションがあった方が面白いかなと思って、勉強しています。コントの勉強は、中野さんから与えられたものはやるんですけどね…」とにっこり。再び“テレビの世界”で勝負する思いはあるかと質問すると「それは、あまり決めていなくて、今やっていることが受け入れられると、本当にありがたいです。ただ、いろいろ器用にできないと無理な世界なので、今はトークとかをあまり求められない舞台などを中心にやっています」と告白。それでも、収入面での不安はあるようで「今はまだ大丈夫ですけど、これから変わってくるんだと思います。だって、やっぱり全然違うと思うので。華やかな世界と、元に戻るというか、全然違うところだから……」と率直な気持ちも打ち明けた。

 コント番組が“冬の時代”を迎え、トーク番組が全盛の昨今において「トークが苦手で『スピーチ全集』という本を買った」とのエピソードを持つ2人。圧倒的に不利ともいえる状況でも、その目はしっかりと前を見据えている。「ゴール地点を決めずに、今やっていることが最後に花開くと思って、種を蒔いている状態で、何が咲くかわからないので楽しみな状態ですね。あんまり前例がないことをしていこうと思っています」。一度咲かせた大輪の花を大切にしながら、再ブレイクに向けて地道に歩を進めている。

■単独公演『電氣ノ社(やしろ)〜掛けまくも畏き電荷の大前〜(デンキノヤシロ〜カケマクモカシコキデンカノオオマエ〜)』
日時:9月1日〜4日
場所:大阪・ABCホール

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