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『シン・ゴジラ』発声可能上映に島本和彦氏が降臨 庵野総監督もサプライズ登場

 『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明氏が総監督を務めた映画『シン・ゴジラ』の“発声可能上映”が15日、東京・新宿バルト9で行われ、庵野総監督と大阪芸術大学の同級生で、漫画家の島本和彦氏が来場した。声出し・コスプレ・サイリウムの持ち込みOKの同上映で、観客と共に同作を鑑賞した島本氏が感想を熱く語っていると、庵野総監督がサプライズで登場。大歓声で迎えられるなか、島本氏は「俺はお前の作ったものでは感動せん! しかし、きょうは俺の負けだ庵野ォォォォォォォ! すばらしいものを作った」とひざから崩れ落ちて“負け”を認めた。

映画『シン・ゴジラ』発声可能上映に登場した(左から)島本和彦氏、庵野秀明氏 (C)ORICON NewS inc.

映画『シン・ゴジラ』発声可能上映に登場した(左から)島本和彦氏、庵野秀明氏 (C)ORICON NewS inc.

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 島本氏は、自伝的漫画『アオイホノオ』をきっかけに、同級生の庵野総監督に対してクリエイターとして闘争心を燃やし続けていると知られ、同上映も作品を鑑賞した島本氏が、ツイッターで「庵野……オレの負けだ……」「『ウンチク言っていい、語っていい、崩れ落ちていい上映時間』を設けてくれるなら最前列で俺が見本を見せてやりたい」などとツイートしたことから実現した。島本氏の来場にも注目が集まり、チケットは発売から7分で完売していたが、庵野総監督は「3分で売り切れてくれれば、『ガンダム』ネタが言えたのに」と悔しがっていた。

 「きょうはごめんね、来てくれて本当ありがとう」とうれしそうに話しかけた庵野総監督は、島本氏と笑顔で握手を交わすると、「きみは負けてないよ。きょうの島本もすばらしかった!」とお互いを称えあった。

 上映会を終えた島本氏は、庵野総監督の登場に「うちの編集者からも『本当に友達なんですか』って言われる。今回で(友達と)証明できて俺はうれしい」と笑顔。同作については「『エヴァンゲリオン』が潮の流れを変えたように、この作品も変える」と断言し、「俺は、漫画でこれ以上の感動を捻り出さないといけないんだ。俺だけじゃない、同業者のクリエイターは全部負けたんだ。だから、いいか! 一緒に戦って庵野に勝つものを作らないと。このハードルは怖いぞ」と熱いメッセージを送った。

 上映会は、会場が一つになり登場人物が映る度に名前を叫んだり、ゴジラを応援したりと、持参したサイリウムを光らせてライブ会場のような盛り上がりを見せていた。なお、14日時点で、動員数230万8427万人、興行収入は33億8297万5500円を記録している。

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  • 映画『シン・ゴジラ』発声可能上映に登場した(左から)島本和彦氏、庵野秀明氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 観客も一緒に「俺の負けだ庵野ォォォォォォォ!」 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『シン・ゴジラ』の“発声可能上映” (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『シン・ゴジラ』発声可能上映に登場した(左から)島本和彦氏、庵野秀明氏 (C)ORICON NewS inc.
  • コスプレした観客も=映画『シン・ゴジラ』発声可能上映 (C)ORICON NewS inc.
  • コスプレした観客も=映画『シン・ゴジラ』発声可能上映 (C)ORICON NewS inc.
  • コスプレした観客も=映画『シン・ゴジラ』発声可能上映 (C)ORICON NewS inc.
  • 庵野、俺の負けだ…=映画『シン・ゴジラ』発声可能上映 (C)ORICON NewS inc.
  • 「この格好で応援したかった」という理由で作品には関係ないコスプレも=映画『シン・ゴジラ』発声可能上映 (C)ORICON NewS inc.
  • 自作のTシャツで来場。観た人ならわかるペットボトルも持参=映画『シン・ゴジラ』発声可能上映 (C)ORICON NewS inc.

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