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福士蒼汰、謎の男役で大阪弁に初挑戦 小説『ちょっと今から仕事やめてくる』実写映画化

 俳優の福士蒼汰が、人気小説を実写映画化する『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年初夏公開)に主演することが28日、わかった。共演は、工藤阿須加黒木華小池栄子吉田鋼太郎。社会に疲弊する若者を絶望から希望へと導く、大阪弁の謎の男を演じた福士は、大阪弁に初挑戦。「人を惹きつける“何か”を出せればと思いますが、難易度が高いのは大阪弁です。工藤さんとは初共演ですが、ほとんどのシーンで一緒なので、2人で作品の空気を作れたらと思います」と意気込む。

『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年初夏公開)(C)2017『ちょっと今から仕事やめてくる』製作委員会

『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年初夏公開)(C)2017『ちょっと今から仕事やめてくる』製作委員会

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 同作は、第21回電撃小説大賞『メディアワークス文庫賞』受賞作である、作家・北川恵海氏の同名小説が原作。『八日目の蝉』で第38回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を受賞した成島出監督がメガホンをとり、現代社会で苦しみもがいている若者とその親たちに贈る“希望”の物語を描く。

 福士は、子どものように無邪気によく笑い、常にテンションが高めで明るい主人公・ヤマモト役。そんなヤマモトに救われる、就職した会社の厳しいノルマとパワハラに心身ともに疲弊した若者・青山役を工藤。青山の職場の先輩で弱肉強食の精神を持つ営業部のエースを黒木。謎の男・ヤマモトの過去を知る人物を小池。疲弊する若者・青山を追い詰める部長・山上役を吉田が演じる。

 原作を読んだ福士は「現代社会を映していると思いました。自分は会社員ではないので似た環境ではありませんが、忙しく大変だと思うときもあります。そんなときにヤマモトのような人がいたら救われるんだろうなと感じました」。また大阪弁への挑戦については、「監督にお勧めしていただいたやすしきよしさんのDVDや、テレビで関西の芸人さんを注意して観るようにして、ひたすら染み着くようにがんばります」と意気込みを語る。

 福士との初共演でのメインキャストにプレッシャーも感じているという工藤は「福士さんとの芝居の掛け合いを楽しみながら、日々集中して成島監督の現場に挑みたいと思っています。青山という役には、自分自身どこか近いものを感じています。仕事に忙殺され社会のなかで生き抜く難しさを感じた青山は、死と向き合った瞬間にヤマモトと出逢ったことで、希望を探しながら前に進んでいきます。そのなかでの喜怒哀楽をしっかり表現できたらと思っています。青山という役と向き合いながら、自分らしさを出していきたいと思います」と力強く語る。

 そんな2人について成島監督は「8月から始まる撮影に向けて、3月から福士くん、工藤くんとリハーサルを幾度も重ねています。今はもう、福士くんはとにかく明るい生粋の大阪人にしか見えません! 工藤くんは、会社勤めをするサラリーマンにしか見えません! とクランクイン直前にプレッシャーを与えておきます(笑)。社会に出て働くことによって、充実した日々を実感できるときもあれば、行き詰って希望を持てなくなってしまうときもあると思います。そんな行き詰ったときにこそ、この映画をご覧いただくことが“新たな一歩を踏み出す一助”になるような作品にしたいと思います」とコメントしている。

 撮影は8月から9月にかけて東宝スタジオ、都内近郊、海外で行われる。

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