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クミコ、恩師・永六輔さんを追悼「恥ずかしくない生き方をしなければ」

 放送作家でタレントの永六輔さん(享年83)の訃報を受け、歌手のクミコが追悼コメントを発表した。

永六輔さんを追悼したクミコ

永六輔さんを追悼したクミコ

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 クミコは「高橋久美子」と名乗っていた30年前に永さんと出会い、永さんは「こんなに怖いシャンソンを歌うシャンソン歌手は初めて見た」と注目するように。その後、永さんの地方公演の前座などで歌うようになり、「そんな平凡な名前なんか、誰も覚えてくれないよ」と、「高橋クミコ」に改名したのも永さんがきっかけだった。

 恩師ともいえる永さんについて「本当の自由人だったと思います」と偲び、「もし、永六輔チルドレンという言葉があるなら、そのチルドレンたちは、今も彼の教えてくれた『自由』を支えに仕事をしています。もちろん私も。これからも、永さんに対して恥ずかしくない生き方をしなければと思います」と決意を新たにした。

◇クミココメント全文

永さんが亡くなったと聞き、歩く道すがら涙が溢れてくるのを必死で止めました。
私が、こうして唄っていられるのは永さんのおかげです。

今はもうない渋谷ジァンジァンで声をかけていただいたのは、もう30年も昔のこと。
「ラストダンスは私と」を激しいリズムで唄う私を、面白がってくださったのです。
それからは、地方の舞台があると、その前座として唄う機会を与えられ、それはそれは厳しい言葉を投げられました。
これがプロの修行なのだと思いました。

当時、高橋久美子という名前を、高橋クミコとしたのも、永さんの一言が原因。
字面がそんなに平凡な名前なんか、誰も覚えてくれないよ、というものでした。

晩年、あんなに大きかった永さんがみるみる小さくなっていくのを見るのが、何より辛いことでした。
東日本大震災の後、永さんの作品「ともだち」をCDに入れました。
それを渡した時の、うれしそうな表情が思い出されます。

永さんは本当の自由人だったと思います。
もし、永六輔チルドレンという言葉があるなら、そのチルドレンたちは、今も彼の教えてくれた「自由」を支えに仕事をしています。
もちろん私も。
これからも、永さんに対して恥ずかしくない生き方をしなければと思います。

まったくの偶然なのですが。
一昨日ブログで永さんのことを書きました。
永さんが夢に出てきたからです。
こんなことは初めてでしたが、まさに「夢で会いましょう」。
さすが永さん、粋なことをするなあと感心しました。

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  • 永六輔さん (C)ORICON NewS

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