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松任谷由実、初の時代劇主題歌 堤幸彦監督は感激「盆暮れ正月がいっぺんに来た」

 シンガー・ソングライターの松任谷由実が、映画『真田十勇士』(9月22日公開)の主題歌として新曲「残火(のこりび)」(発売日未定)を書き下ろしたことが6日、わかった。これまで『ねらわれた学園』、スタジオジブリ『魔女の宅急便』『風立ちぬ』など15本の映画作品で楽曲を担当してきたが、16本目にして初めて時代劇に楽曲を提供する。

映画『真田十勇士』の主題歌を書き下ろした松任谷由実 (C)2016『真田十勇士』製作委員会

映画『真田十勇士』の主題歌を書き下ろした松任谷由実 (C)2016『真田十勇士』製作委員会

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 同作は、2014年大ヒットを記録した舞台を映画化。天下の名将と名高い真田幸村が実は“腰抜けの武将”だったという、人気脚本家マキノノゾミ氏による大胆な発想を基に、堤幸彦氏が監督を務める。

 幸村を本物の立派な武将に仕立てるため、猿飛佐助が大博打に打って出る。抜け忍仲間の霧隠才蔵を筆頭に個性的な10人が“真田十勇士”を結成し、徳川軍との決戦に挑むが、佐助、才蔵と幼なじみで、徳川方のくノ一・火垂や、佐助や才蔵たちの命を狙う最強の刺客・仙九郎など、個性的な忍者たちが十勇士の行く手を阻む。猿飛佐助役の中村勘九郎をはじめ、松坂桃李永山絢斗大島優子らが出演する。

 これまでも数多くの名作を彩ってきた松任谷は、本作でも「鬱蒼(うっそう)とした心の戦さの只中で、激しい雨を待つような、それが唯一の希望の火、誰かに会いたい!という強烈な願いを歌にしました。監督、役者さんたち、そして遥か時を超えた歴史上の人物たちにも共鳴してもらえると思っています」と自信をにじませている。

 メガホンをとる堤監督は「ありがとうございます!!の一言です。1973年から聴かせていただいていて、『いつもそこにある心のオアシス』だったので、光栄というかもったいないというか」と喜び、「まさに“盆暮れ正月いっぺんに来た”ような気持ち」と、これまでも同作を表すのに用いてきた言葉で感激を表現した。

 最初にデモ音源を聴いたときは「『…すばらしい』とうなってしまいました。撮影現場にも足を運んでいただき、様々な資料もお目通しいただき、とても深く作品のタッチやテーマをつかんでいただいていると感じました」とコメントを寄せている。

 松任谷による主題歌が入った予告編も公開され、個性的な登場人物たちが織り成すドラマの一端や、ほぼ吹き替えなしで撮影されたアクションシーンなどが収められている。

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  • 映画『真田十勇士』の主題歌を書き下ろした松任谷由実 (C)2016『真田十勇士』製作委員会
  • 『真田十勇士』のポスター (C)2016『真田十勇士』製作委員会

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