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冨田勲さん『お別れの会』に800人参列 山田洋次監督「もっと一緒に仕事をするつもりだった」

 先月5日に慢性心不全のため亡くなった作曲家・シンセサイザー奏者の冨田勲さん(享年・84)の『お別れの会』が15日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。映画監督の山田洋次氏や櫻井翔由紀さおり安田祥子姉妹、浅倉大介LUNA SEASUGIZO、経済産業担当大臣の石原伸晃氏ら各界から多くの著名人、関係者など約800人が参列し、故人との最期の別れを惜しんだ。

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 「宇宙が好きだった冨田さんが、惑星にいて、宇宙からこちらを見ている」様子をイメージした祭壇は、手前で星のように光っているかすみ草、ガーベラ、ダリアなど計3560本の花で彩られた。遺影は、2013年夏に幕張メッセで行われた音楽フェス『FREEDOMMUNE<ZERO>(フリードミューン・ゼロ)』に出演した際のライブ写真を使用。諡(おくりな)は「冨田勲大人命(うしのみこと)」。生前の冨田さんの活動をまとめた映像が流された後、山田監督、クリプトンフューチャーメディアの伊藤博之社長が追悼の辞を読み上げ、スティービー・ワンダーの映像コメントが放映された。

 終了後に、参列した著名人たちが取材に対応した。主なコメントは以下のとおり。


山田洋次監督
「僕にとって一番頼りになる作曲家でしたね。まず、間違いない。もっと一緒に仕事をするつもりだったのですが、悲しいです。僕と同じ世代ですからね、だから先に逝ってしまったっていうのはつらいですね。ミュージシャンっていうイメージが全くしない人で、科学者みたいな考え方をする“理系の人”でしたね。音楽を作るという必要なことだけをやってきた、無駄がない人だった。素晴らしい才能を持っていたと思います」

由紀さおり
「(亡くなる)一時間前のお声をきょうお聞きしましたけど、とてもお元気な声でした。常に『お客様が喜んでくれたらうれしい』と思っている方でした。今を生きて、そしてその先の未来まで作品を残してくださって、これをきっと次の世代の方々が広めてくださるんじゃないですかね」

安田祥子
「本当に、宇宙をテーマにした壮大な音楽を作っていらっしゃったことを改めて、きょう感じました。先生の旅立ちは突然のことでした。ちょっとしたご縁もあって、奥様のことも存じあげておりましたので、久しぶりにこうした場面で奥様にお目にかかって、ちょっとつらかったですね」

浅倉大介
「シンセサイザーを始めたきっかけが冨田さんの音楽だった。(シンセサイザーは)この世の中に無い音を作れる楽器なんだということを教えてもらった。聴けば聴くほど音色へのこだわりに刺激を受けてきたので、まだまだ教えていただきたいことがたくさんありました。先生の遺された音楽をこれからも聴きこんで、まだまだ勉強していきたい。旅立たれた先生がこれから“宇宙”でどんな音を奏でられるのか、そんな気持ちがしています」

SUGIZO(LUNA SEA)
「幸運にも一昨年『イーハトーヴ交響曲』の演奏会後に楽屋でお会いすることができ、いつか一緒に何かやりましょうと話をさせてもらいました。亡くなる直前までお仕事をされていたということで、音楽家として生涯現役をつらぬくという生き様をまざまざと見せていただきました。肉体は亡くなってしまいましたが、遺された精神と音楽は100年後も1000年後も新しいままだと確信しています」



関連写真

  • 冨田勲さん『お別れの会』 (C)ORICON NewS inc.
  • 追悼の辞を読み上げる山田洋次監督=冨田勲さん『お別れの会』
  • 遺影は音楽フェス『FREEDOMMUNE<ZERO>』に出演した際のライブ写真 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ジャングル大帝レオ』のジャケット (C)ORICON NewS inc.
  • 宇宙が好きだった冨田勲さんをイメージした祭壇 (C)ORICON NewS inc.
  • 『月の光』のジャケット (C)ORICON NewS inc.
  • 冨田勲さんの『お別れの会』に参列した石原伸晃氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 冨田勲さんの『お別れの会』に参列した浅倉大介 (C)ORICON NewS inc.
  • 冨田勲さんの『お別れの会』に参列したSUGIZO (C)ORICON NewS inc.
  • 冨田勲さんの『お別れの会』に参列した(左から)由紀さおり・安田祥子姉妹 (C)ORICON NewS inc.
  • DSC_0419
  • 冨田勲さんの祭壇に向き合う山田洋次監督=冨田勲さん『お別れの会』
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