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「テニミュ」「刀ステ」「キンプリ」…『美術手帖』で2.5次元文化を特集

 「テニミュ」「刀ステ」、何のことだかわかる? 「テニミュ」はミュージカル『テニスの王子様』のことで、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された許斐剛氏の漫画・アニメ『テニスの王子様』を舞台化したミュージカル。「刀ステ」は、PCブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』の“ストレートプレイ”舞台版『刀剣乱舞』を指す。近年、マンガ、 アニメ、 ゲームを中心とするポピュラーカルチャーにおいて、「2.5次元文化」と呼ばれるライブ性や体験性の高い表現形態が注目を集めている。

『美術手帖』7月号(6月17日発売)表紙 誌面では特集記事「2.5次元文化 ?キャラクターのいる場所」を掲載

『美術手帖』7月号(6月17日発売)表紙 誌面では特集記事「2.5次元文化 ?キャラクターのいる場所」を掲載

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 「テニミュ」はまさに「2.5次元文化」で成功した先駆者と言える。ほかにも、「2.5次元文化」には、声優がキャラクターとしてパフォーマンスをするコンサート、 アニメやマンガ作品の舞台を訪れるコンテンツツーリズム、コスプレ、映画館での応援上映、SNSのキャラクターアカウントなどが当てはまる。現実と虚構、2次元と3次元の間に立ち現れる文化だから「2.5次元」。

 観客や読者、ファンといった受容者が、「プレイヤー」として能動的に作品に参加することで、作品世界に豊かな広がりを生み出しているのが「2.5次元文化」の特長。それらを一望し、現代のポピュラーカルチャーの最前線をひもとく特集記事「2.5次元文化 ?キャラクターのいる場所」が、6月17日発売の『美術手帖』7月号(美術出版社)に掲載される。

 PART1では、「2.5次元舞台/ミュージカル」にフォーカスし、ミュージカル『テニスの王子様』を33ページにわたって特集。「『テニミュ』という魔法の国のつくり方」と題し、松田誠氏(エグゼクティブプロデューサー)、上島雪夫氏(オリジナル演出/振付)、三ツ矢雄二氏(脚本/作詞)、古田一紀(越前リョーマ役)、三浦宏規(跡部景吾役)、内海啓貴(日吉若役)らのインタビューから、「2.5次元ミュージカル」をけん引する同作の魅力を解き明かす。 5月に開催された『コンサートDream Live 2016』を撮りおろした、スペシャル・フォトページも収録される。

 5月に上演された舞台『刀剣乱舞』についてもスタッフ、キャストのインタビューを掲載。原作ゲームの世界をいかにして演劇として表現するか、その舞台裏が語られる。ほかにも、2.5次元舞台をひもとくキーパーソンのインタビューや、2.5次元舞台を多角的に分析・考察する論考もそろえた。

 PART2では、「2.5次元文化領域」と称される、キャラクター文化の諸相を紹介。今年大きな注目を集めている、劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の応援上映に着目し、菱田正和監督のインタビューと、論考をあわせて掲載。「コンテンツツーリズム」「アイドル×声優」「コスプレ」などのキーワードごとに、2.5次元文化を解説する。

■『美術手帖』公式サイト
http://www.bijutsu.press/books/magazine/bt/

関連写真

  • 『美術手帖』7月号(6月17日発売)表紙 誌面では特集記事「2.5次元文化 ?キャラクターのいる場所」を掲載
  • 『美術手帖』7月号(6月17日発売) ミュージカル『テニスの王子様』記事より(C)許斐剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (C) 許斐剛/集英社・テニミュ製作委員会 撮影=網中健太
  • 『美術手帖』7月号(6月17日発売) 舞台『刀剣乱舞』記事より (C) 舞台『刀剣乱舞』製作委員会
  • 『美術手帖』7月号(6月17日発売) 特集扉は舞台『弱虫ペダル』(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/「弱虫ペダル」GR製作委員会2014 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、 東宝、 セガ・ライブクリエイション

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