ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

【真田丸】地元・上田で人気の「黙れ小童」せんべい 次は「信幸どうでしょう」

 NHKで放送中の大河ドラマ『真田丸』(毎週日曜 後8:00 総合)。主人公・真田信繁(幸村)をはじめ真田氏ゆかりの長野県内では視聴率が30%超えを連発し、関東地区でも平均17%超えの高視聴率を維持している。番組からはさまざまな“流行語”も生まれており、西村雅彦演じる室賀正武が、大泉洋演じる真田信幸に向かって言い放つ「黙れ小童(こわっぱ)」もその一つ。

こんなところに『真田丸』…「黙れ小童」「信幸どうでしょう」のせんべいを販売している信濃煎餅堂の池田健二さん (C)ORICON NewS inc.

こんなところに『真田丸』…「黙れ小童」「信幸どうでしょう」のせんべいを販売している信濃煎餅堂の池田健二さん (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 3月20日放送の第11回「祝言」で正武が殺されてしまうまで、正武に「黙れ小童」と言われて信幸が黙りこむやり取りはお約束のように繰り返され、放送されるたびにネットで話題になっていた。

 そんな人気にあやかって、上田城址公園前の上田市観光会館や同公園内の大河ドラマ館で販売されているのが、「黙れ小童(こわっぱ)」と書いてある信濃煎餅堂のせんべい。正式名称「厚焼 真田幸村」で1枚232円(税込)。醤油味の厚焼せんべいに砂糖とゼラチンで作ったペーストで1枚1枚手描きされており、上田市観光会館の女性販売員によると「甘じょっぱくて、女性に人気がある」という。

 せんべいといえば、茶色っぽくて、どちらかといえば年配者の食べ物。もともとは子ども受けを狙って始めたサービスだった。「意外においしいと評判が良く、商品化しました。通常は標語やウサギなどの絵を描いています」と信濃煎餅堂の池田健二さん。

 池田さんはゲーム『信長の野望』をきっかけに30年来の戦国時代ファン。『真田丸』が始まるや、六文銭のかぶとや「真田」という文字を描いて売り始め、次にビビッときたのが「黙れ小童」の4文字。「ドラマを観ていてインパクトがあったので、試しに10枚ほど描いて、観光会館に置いてもらったらすぐに追加注文がきた」と反響があった。西村の手にも渡り、ブログで紹介されたことでさらに話題になった。池田さんは「すべて手描ききなので、大量生産できないことが弱点です」といいながらも心底うれしそうだ。

 今月9日、日本銀行松本支店は、NHK大河ドラマ『真田丸』による観光客の増加などが長野県内にもたらす経済効果を約200億円と試算。「うちは全く寄与していないけど」と謙遜しながらも池田さんが次に用意したのは「信幸どうでしょう」。このフレーズにした理由は言わずもがな「僕、大泉洋さんのことも大好きなんですよ。ずっと『水曜どうでしょう』を観ていたので」。この週末から観光会館とドラマ館で販売を開始し、「反響が良ければ続けていこうかと。上田に来てくれたお客さんがこのせんべいを見てクスッと笑ってくれたらそれだけで満足です」。好きなものを作って売り、客も喜んで買っていく。そんな充実感が伝わってきた。

YouTube公式チャンネル「オリコン芸能ニュース」

関連写真

  • こんなところに『真田丸』…「黙れ小童」「信幸どうでしょう」のせんべいを販売している信濃煎餅堂の池田健二さん (C)ORICON NewS inc.
  • 大河ドラマ館の売店でも「黙れ小童」せんべいを発見 (C)ORICON NewS inc.
  • JR上田駅前の真田幸村公銅像

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索