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オリジナルドラマ『フジコ』、ATP賞テレビグランプリで受賞

 配信サービス「Hulu」が日本向けサービスにおける初のオリジナル作品として制作・配信されたドラマ『フジコ』が、全日本テレビ番組製作社連盟(以下、ATP)が優れた作品を選ぶ第32回ATP賞テレビグランプリで特別賞(非放送系)を受賞した。

 後味が悪い、嫌な気分になる「イヤミス」の名手・真梨幸子氏の小説『殺人鬼フジコの衝動』(徳間文庫)をドラマ化。昨年11月13日から全6話が配信されている。幸せと愛を求め、人を殺し続けた壮絶な女の一生を女優の尾野真千子が熱演。谷村美月丸山智己高橋努リリー・フランキー浅田美代子真野響子らの共演している。

 演出は、ドラマ『1リットルの涙』『絶対零度-未解決事件特命捜査-』(フジテレビ)、映画『電車男』など、多彩なジャンルを手がけてきた村上正典氏(共同テレビジョン)。脚本は、映画『凶悪』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した高橋泉氏が担当した。主題歌は斉藤和義の「シンデレラ」。

 ATPは、東京、大阪の主要テレビ番組製作会社約120社が加盟する団体で、1982年に発足。テレビ番組の質的向上を図ることによって、放送文化の発展と国民の文化的生活の向上に寄与することを目的として活動している。84年に創設されたATP賞テレビグランプリは、創り手である製作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ、日本で唯一の賞。ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報・バラエティ部門、非放送系コンテンツ部門、新人賞部門の5つのジャンルで作品を募集し、毎年100本を超える応募作品の中から、グランプリ、最優秀賞、優秀賞などが選ばれる。

 戸石紀子プロデューサーは「いままでのネットドラマの印象を払拭したく、脚本家、監督、撮影スタッフ、そして役者たちも一丸となって撮影に挑みました。今回このような賞を頂けたことで、ネット界においてのドラマ制作意識が高まることに改めて感謝し、そして今後もHuluは良質なドラマを制作していきたいと思います」と喜びのコメントを寄せた。

 受賞につながった要因については「ネット発だからこそできる利点を意識し、制作したドラマです。HuluオリジナルドラマはCMも1話ごとの尺の規制もないため、原作に忠実に制作することできました。過激なシーンを入れたり、また入れたいシーンをカットせずに必要なだけ使うことができます。結果、“フジコ”という一人の女性の人生を丁寧に描くことができ、女性視聴者の心をつかみました。そして全6話を一挙配信する、視聴者がまとめて見られる『イッキ見』というネットならではの楽しみ方ができるのも、フジコ中毒に繋がりました」と分析している。



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