女優で歌手の前田敦子（24）が11日、ラゾーナ川崎で1stアルバム『Selfish』（22日発売）のリリースを記念し、ソロでは初のフリーライブを開催した。イベントのメッカの同所にも初登場となり、割れんばかりの歓声に迎えられた前田は「初めて来ました！　はじめまして！」と初々しくあいさつ。「きょうは本当にうれしいですね。元気もらえます」と満面の笑みで隅々にまで手を振り、大声援に応えた。

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　ソロデビュー5周年記念日の6月22日に発売される初アルバムの中から、自身が主演を務めるTBS系ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』（毎週水曜　深0：10）主題歌の新曲「Selfish」をライブ初披露。さらに、自身のツイッターで「聞きたい曲を選んで」と呼びかけ、5万を超す投票の結果で決定した「君は僕だ」の2曲を熱唱した。久々に「あっちゃん」コールを浴び、夏のような日射しに負けないほどのまばゆい“あっちゃんスマイル”で魅了した。

　ファンとの交流も楽しみ、会場で募った質問にも回答。「ドラマでたくさん恋していますが、あっちゃん、最近恋してますか？」の問いかけには、「恋ねぇ…したいですねぇ」と笑顔を見せると「皆さん、恋してますか？」と逆質問。会場から「あっちゃんに恋してる」との声が飛ぶと「うれしい。私も！」と声を弾ませ、女性ファンの「キャー」という悲鳴に似た歓声が響き渡った。

　今は「恋愛というものにすべてをしばりつけるのって寂しいなと思って」という前田は、「今一緒にドラマをやっている新井（浩文）さんとかは、お友達としてすごく遊んだりするんですけど、そういうふうな関係も男女には絶対あるし、必要なんじゃないかなと思って。今はお友達に会うのがすごく楽しいですね。トキオとかは特に」と親友の柄本時生の名前もあげていた。

　昨年12月に芸能活動10周年を迎えた前田は、ソロ5周年を振り返り「自分がこの世界に入った人生の約半分…そんなにやらせてもらってるんだなぁ」としみじみ。「AKB48に入って、ソロデビューして、フリーになって…。フリーって言い方、アナウンサーみたい」と自分でツッコミを入れながら、「今年25歳にもなるので、もう一回ゼロにして、気持ちを新しくしていこうという、すごく前向きな感じでございます」と目を輝かせた。

　今月18日にはAKB48恒例の総選挙の開票イベントが行われるが、自身も成し得なかった史上初の2連覇を狙う後輩の指原莉乃の好きなところを聞かれると、「指原は…何が好きかな…うーん。ちょっと難しいな（笑）うそです」といたずらっぽく笑うと「後輩なんですけど、友達みたいにふつうにしゃべってくれるのがすごくうれしい。いまだタメ口ではないんですけど。尊敬できるところもいっぱいあって、あいさつもしっかりできるし、バラエティーを見ていても何で平然といられるんだろうって」と称賛していた。