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三代目JSB岩田剛典、ダンスの表現力に活きる俳優業「辛いことも含めて芝居は楽しい」

 三代目J Soul Brothersのメンバーであり、俳優としても活躍中の岩田剛典。初主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の撮影を経て気づいた、俳優業とパフォーマーとしての活動の違いについて熱く語ってくれた。悔しい思いをするから楽しいこと、人生経験がにじみ出る究極の表現とは!?

◆男として共感した“人生を切り開く”生き方

――今作で演じた樹とご自身の共通点はどんなところでしたか?
【岩田剛典】 彼はある夢を持って家を出ました。その決断力はもちろん、自分の人生は自分で切り開きたいと考えたり、好きなひとに見合う自分になってから向き合いたいという考え方は、男として共感できました。劇中では少し照れくさい決め台詞が多かったので、演じるのに“苦労するのかな”と思っていたんですが、現場に入り、セットのなかで高畑(充希)さん演じるさやかを目の前にすると、すんなりと言葉になって出てきたので、芝居の楽しさをあらためて感じることができました。

――主演だからこそ感じた楽しみはありましたか?
【岩田剛典】 主演という立場での現場の居方を学んだり、作品を作っている工程を見ることができたのはすごく勉強になりました。僕はまだ演技のキャリアが浅いので、毎日がとても新鮮でした。

――お芝居の経験がダンスに活かされているところはあるんですか?
【岩田剛典】 それはあります。お芝居をしていると、自分を知ることが大事だと気づくんです。そして、自分の喜怒哀楽の表情を知ることで、ダンスでの表現力がさらに身についた気がします。たとえば、バラード曲でパフォーマンスをするときに、より歌詞の内容を表現するような動きをすることができるようになったと思います。ライブはもちろん、ミュージックビデオなどでダンスをするときにも、芝居の経験が活きているなと感じます。

◆悔しい思いもしているけどダンスとは違う充実感がある俳優業

――パフォーマーと俳優では、どちらを楽しんでいると思いますか?
【岩田剛典】 純粋に楽しいと思えるのは、大好きなダンスを踊っているときです。でも、お芝居は辛いことも含めての楽しさになるので、ダンスとは違う充実感があります。頭も使うし、慣れない部分があるからこそ、いまは貪欲に取り組めているんですよね。お芝居は、どんなにいい芝居ができたと思っていても、実際に映像を観ると悔しい思いをすることが多々あります。そこが難しいところでもあり、楽しいところでもあり……(苦笑)。演技は、自分なりに一生懸命やったとしても、受け取り手の意見は100人いれば100通りあるからこそ、すごく難しいお仕事。スポーツと違って勝ち負けではないので、もっともっとがんばらなくてはと思うんです。

――正解がないものですからね。
【岩田剛典】 そうですね。ダンスも同じく、正解がないもの。だからずっと続けられるんでしょうね。100点をとって終わりのものは、その先がない。それはつまらないと思うんです。EXILEに所属したからこそ感じているのですが、ダンスは上手い下手だけではない境地があるんです。

――具体的にどういうことでしょうか?
【岩田剛典】 そのひとが生きている人生そのものがダンスに表れてくるんです。だからこそ、どんなにがんばっても先輩のダンスには追いつけないんですよね。その人の10数年のダンス人生が入っているから、大げさではなく神々しく見えるんです。僕もいつかそんなダンスを踊ることができたらと思っています。

――そのために今すべきことはどんなことだと思いますか?
【岩田剛典】 仕事での個人活動の経験だけでなく、プライベートでの人生経験もしっかり積むことだと思っています。フリースタイルのダンスは、その場で感じたものを表現する究極のものなんです。何も考えずに表現するこのダンスには、そのときの感情だけでなく、精神状態までが表れます。HIROさんが勇退されるときに見せてくださったフリースタイルのソロは、圧倒的なすごみがある純粋なエンタテインメントでした。これは考えてできるものではないんです。僕も、何も考えずに人生がにじみ出るようなダンスが踊れるように、たくさんの経験を積んでいきたいと思っています。

――具体的に目指しているひとはいますか?
【岩田剛典】 あえて決めないようにしています。しいて言うなら“スーパースター”。いつか、そんなカテゴリーに入るようなひとになりたいと思っています。
(文:吉田可奈)



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