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『ミタ』脚本家・遊川和彦氏、テレ朝の連ドラ初執筆 尾野真千子×江口洋介とタッグ

 かつては『ママハハ・ブギ』『予備校ブギ』といった『ブギ』シリーズ(TBS)のようなコメディードラマを手がけ、近年では『家政婦のミタ』(日本テレビ)や連続テレビ小説『純と愛』(NHK)など、家族・家庭をテーマにした問題・話題作を世に送り出している脚本家の遊川和彦氏が、テレビ朝日の連続ドラマの脚本を初執筆することがわかった。7月期に木曜ドラマ枠(毎週木曜 後9:00)で放送される『はじめまして、愛しています。』。主演は女優の尾野真千子。夫役で江口洋介が出演する。

 尾野と江口は初共演。そして、2人とも遊川作品初出演にして、テレビ朝日の連ドラ初登場。過去のどの作品にも当てはまらない、どんなドラマになるのか予想できないフレッシュな顔合わせが実現した。

 「今作のテーマは愛を伝えること」と遊川氏。題材として、「特別養子縁組」という日本で唯一、血の繋がらない他人同士が“本当の家族”として認められる実在の戸籍制度を取り上げ、「今の時代にしか描けないホームドラマになる予感」と自負する。

 物語は、尾野と江口が演じる子どものいない夫婦が、親に捨てられた見ず知らずの5歳の男の子と運命的に出会い、特別養子縁組を決意することから始まる。特別養子縁組には「対象となる子どもの年齢は6歳まで。親になることを望む夫婦は6ヶ月以上に及ぶ試験期間を課せられ、さまざまな条件を審査される」といった条件がある。いわば「本当の親子になるためのテスト」を通して、“本当の家族”とは何かと、時にシビアに、時にコミカルに投げかけていく。

 遊川氏はタイトルに込めた思いを次のように語っている。「今は自己愛に満ちている時代だからこそ、他者に愛を伝えることを大事にしたい。『はじめまして』と出会った人に、『愛しています』と伝えるまでが人生でしょ。知らない奴はみんな死んでしまえという風潮より、『愛しています』と言える人が増えれば、この世界は素敵ですよね」。

 「敵であり味方でもあるのが、作り手と役者の関係」が持論の遊川氏は、尾野に対しても「できる相手にケンカを売るのは好きなので、燃えますね(笑)。尾野さんもそれを受けて立つ人だろうし、まだ誰も開拓していない彼女自身も知らない表情を引き出していきたい。そんな戦いを挑む価値のある人だと思います」と、創作意欲を燃やす。

 尾野も「私も挑戦することで燃えてきますし、自分のものにしてやろうという気持ちになるので、このドラマでは挑戦というものに懸けていきたい」と、血の繋がっていない子どもとあらゆる試練を乗り越えて“本当の母親”になるという難役を直観的に引き受けた。「(血のつながりのない子どもを)どういう形で愛していくのか。簡単な気持ちではなく、戦いながら、愛が生まれていく過程を正面から演じたい」と意気込んでいる。

 今作で尾野が演じる梅田美奈は、自宅で子ども向けのピアノ教室を開きながら国際コンクールでの入賞を目指しているピアニスト。ピアノが物語の展開の上で重要な役割を担うため、「一番、苦手な楽器なので、今はピアニストに見えればいいなと願って練習しています」と、尾野の挑戦はすでに始まっている。



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