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長澤まさみら発掘の東宝が“アニソン アーティスト”を募集 グループの強み活かし次世代スター育成

 東宝グループの各社が一丸となって、女性アニソンアーティストを発掘する『第一回次世代アーティストオーディション』が6月6日まで開催されている。東宝のオーディションと言えば沢口靖子をはじめ、長澤まさみを発掘した『東宝シンデレラオーディション』が有名だ。俳優・女優が多数所属する老舗事務所のイメージが強いが、なぜいまアニソンに特化したアーティストを発掘するオーディションを開催するに至ったのか? その狙いをオーディション担当者に聞いた。

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◆「オール東宝」で新たな才能を発掘し、アニソン界のスターを育成

 映画会社として数々のヒット作を世に送り出してきた東宝が、本格的にアニメ事業に参入したのは2013年。アニメレーベル「TOHO animation」を設置し、アニソン専門の音楽レーベル「TOHO animation RECORDS」を立ち上げ、アニメ作品とアニソンの制作・プロデュース体制を整えた。「アニメというのは、映画やドラマ以上に音楽との結びつきが強い映像ジャンル。アニメ作品とアニソンをグループ会社で一貫してプロデュースできるのは、東宝グループの強みだと思っています」と同オーディションの担当者でTOHO animation作品で主題歌のプロデュースを手がけてきた音楽プロデューサーの三上政高氏(東宝株式会社 映像事業部 映像企画室 アニメ事業グループ)は語る。

 一方で、これまでグループ内で手薄だったのが、アニソンを歌うアーティストの存在で、「TOHO animation」と連携できるメリットがありながらも、いまだ人材不足であることは否めない。東宝芸能株式会社 芸能本部 第5芸能室 チーフマネージャーの秋元大吾氏は、「人材の充実を図ることもさることながら、今回のオーディションを機に老舗プロダクション・東宝芸能のイメージを、いい意味で打破したいです」とグループ会社の各機能を最大限に活かしたプロジェクトが実現した。今回のオーディションは「オール東宝」で新たな才能を発掘し、アニソン界のスターへと育て上げることを目指している。

◆国内外にシェアがあるアニソンは、アーティストにとって高付加価値な場

 アニソンアーティストといえば、ひと昔前はコアなアニメファンにのみ認知される存在だったが、近年は『NHK紅白歌合戦』への出場など、アニメという枠を超えた活躍をする人も増えている。CDやカラオケランキングの上位にアニソンが入ることも、もはや珍しくない。さらに、その活躍の場は国内に止まらない。米・ロサンゼルスの『アニメエキスポ』やフランス・パリの『ジャパンエキスポ』をはじめ、世界中で開催の大型アニメ関連イベントには必ずと言っていいほどアニソンアーティストが招聘され、現地ファンに熱狂的に迎え入れられている。

 同オーディションの担当者で『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』をはじめ、主題歌のプロデュースを手がけてきた音楽プロデューサーの三上氏は、アニソンアーティストが広く支持されるようになった背景を次のように分析する。「アニソンは音楽ジャンルというよりも、アニメ作品と深く結びついた楽曲として聴かれています。J-POPをはじめ、音楽が多様化するなかで、リスナーにとってはアニメとともに楽しめるというある種のわかりやすさ、親しみやすさがあるのではないでしょうか。またテレビアニメの主題歌ともなれば毎週聴いてもらえるわけで、それだけアニソンはアーティストにとって高付加価値な場なのです」

 とは言え、いわゆるJ-POPのアーティストがアニメのタイアップで主題歌を担当しても「アニソンアーティスト」とは見なされない。「ライトユーザーが増えた一方で、濃いファンも多数存在するのがアニメの現状です。そしてコアファンが応援するのは、やはりアニメにしっかりと軸足を置いた活動をするアーティスト。今回、発掘した人を育成していくにあたっても、いかにアニソンアーティストとしてのアイデンティティを確立するかが重要だと考えています」(三上氏)

◆歌が好きであることが必須条件、完成形より“伸びしろ”に着目

 では、アニソンアーティストになるにはやはり“アニメ愛”が必要不可欠なのだろうか? 秋元氏は、「もちろんある程度はアニメに興味があったほうがいいですね。アニソンを歌うということは、その作品の魅力を伝える役割を担うわけですから。しかし何よりも歌が好きであること、これは絶対条件です。まずはアニメ作品から認知されるにしても、将来的には単独コンサートなども視野に入れて育成したいと考えています」と求める人材について語る。

 また秋元氏は、「むしろ完成しきっているよりも、この先どんなアーティストに成長してくれるだろうと期待を抱かせてくれるような、“伸びしろ”に着目して審査しています」と、発掘後の育成に重きを置いているようだ。「少しでも興味があったら、誰でも気軽に応募して下さい」(秋元氏)と言うように、同オーディションはアニソンアーティストになりたいという明確な目標・夢を持っている人のために開かれた門だと言えるだろう。

 『第一回次世代アーティストオーディション』が6月6日まで募集。



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  • (左から)東宝芸能株式会社 芸能本部 第5芸能室 チーフマネージャーの秋元大吾氏、東宝株式会社 映像事業部 映像企画室 アニメ事業グループの三上政高氏
  • 東宝株式会社 映像事業部 映像企画室 アニメ事業グループの三上政高氏
  • 東宝芸能株式会社 芸能本部 第5芸能室 チーフマネージャーの秋元大吾氏、
  • (左から)東宝芸能株式会社 芸能本部 第5芸能室 チーフマネージャーの秋元大吾氏、東宝株式会社 映像事業部 映像企画室 アニメ事業グループの三上政高氏

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