女優の波瑠が24日、都内で映画『それいけ！アンパンマン　おもちゃの星のナンダとルンダ』（7月2日公開）の公開アフレコを行った。今年は、連続テレビ小説『あさが来た』（NHK）でヒロインを務め、一躍国民的女優の仲間入りをした波瑠は「ありがたいこと。皆さんの前に立つ機会が集中するのは貴重な経験。なんだろうと目がまわるときもあるけど、楽しいです」と笑顔をみせた。

【写真】その他の写真を見る

　朝ドラ後もドラマ出演が続き、多忙を極めているが「（睡眠時間は）少なくなったけど、十分とれています」と波瑠。全国的に知名度が上昇したが「普通に街は歩けますし、全然気づかれないですよ、（ブレイクの）実感もあまりないですね」と周囲ではまだ劇的な変化をしていないと話していた。

　波瑠は、今作のヒロイン、おもちゃの星からやってきたゼンマイ仕掛けのお姫様・ルンダを演じる。今作で劇場版アニメの声優に初挑戦し「子供の頃から観ていた作品に出られて光栄です」と感無量。「ドラマや映画でやっているお芝居とは全然違うので、全部難しかったです」と慣れない声優業への苦労も明かしつつ「（母になったら）いつか昔やったんだよ〜って自慢します」とほほ笑んだ。

　シリーズ第28弾のヒロイン、ルンダは、元気で好奇心旺盛な女の子。しかし、困ったことが起きると、すぐに体が大きくてやさしいロボット・ナンダに頼ってしまう、少し気が強くてワガママなお姫様。そんなルンダがアンパンマンたちとの出会いを通して、成長していく物語。